2019年1月8日に行われた日産前会長カルロス・ゴーン容疑者の勾留理由開示手続き後、午後3時より弁護団の記者会見が行われました。
この記事では、
- 日産前会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護人大鶴基成氏の経歴
- 日産前会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護団の記者会見の主張内容
についてまとめました。
日産前会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護人大鶴基成氏の経歴
2018年11月22日にゴーン容疑者の弁護人が、大鶴基成弁護士に決まったと発表され、話題となりました。
大鶴基成弁護士の経歴
- 1955年3月3日生まれ
- 大分県佐伯市出身
- 東京大学法学部卒業
大分県佐伯市出身。検察官として東京地方検察庁特別捜査部長、函館地方検察庁検事正、東京地方検察庁次席検事、最高検察庁公判部長などを歴任し、2011年8月に退官。弁護士登録し東京都港区のサン綜合法律事務所で客員弁護士として活動している。
出典:ウィキペディア
大鶴基成弁護士は、元東京地検特捜部長です。
元検察官ということで、話題になりました。
ゴーン前会長弁護人に大鶴氏 元東京地検特捜部長 https://t.co/str0SNr2rv ゴーン前会長の弁護人を、元東京地検特捜部長の大鶴基成弁護士(63)が務めることが22日、明らかになった。部長在任時にはライブドア事件や村上ファンド事件などの捜査を指揮。2011年8月に辞職して弁護士に転じ、… pic.twitter.com/7IgIbyEi0U
— Gnews (@Gnews__) 2018年11月22日
ライブドア事件では、検察側だったのですね。
ちなみに、ライブドア事件での堀江貴文氏の勾留期間は、95日間でした。
日産前会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護団の記者会見の主張内容
弁護団から3名が代表として、法廷外国人特派員協会にて、約2時間の記者会見を行いました。
弁護団代表3名
- 大鶴基成弁護士
- 近藤剛弁護士
- 押久保公人弁護士
記者会見は、はじめに大鶴基成弁護士が、勾留理由開示手続きを行った理由から話を始めました。
今日の手続きは裁判所に対して、ゴーンさんを特別背任罪で勾留している理由を明らかにしてもらいたいということで開いてもらったものです。
なぜこういう手続きを請求したかといいますと、われわれ弁護団としてはゴーンさんを勾留する理由がないと考えているからです。
まず、弁護士団は、日産ゴーン容疑者の特別背任容疑に関して、まったく嫌疑がなく、犯罪の容疑がないとの見解を強く主張しました。
概略として、ゴーン容疑者の意見陳述の内容の補足解説を行ったうえで、
全く嫌疑がなく、犯罪の容疑がないと考えている。なぜ裁判所が(勾留を)認定するのか、非常に疑問で、不満に思っている。
と、捜査について、批判を述べました。
大鶴基成氏が元東京地検検察官ということで、東京地検検察官との真っ向からの対決になりそうです。
さらに、勾留期限の1月11日に、ゴーン容疑者が特別背任罪で起訴された場合には、速やかに保釈を請求するという方針であることを明らかにしました。
特別背任罪の相手となったサウジのハリド・ジュファリ氏に東京地検特捜部が一度も事情聴取していないのに、起訴に踏み切る、大胆ともいえる東京地裁の動きに対して、弁護団が単に皮肉を言ったのではないかと、私は予想しましたが、
ほぼ正反対に捉える人の感想の声がありました。
大鶴基成弁護士の記者会見を見て感じるのは、よほど幸運なことでもない限り、カルロス・ゴーン容疑者を無罪にすることは難しいと聞こえた。2010年~2017年の有価証券報告書の虚偽記載に関して、司法取引をしていれば、たぶん、動かぬ証拠を握られているだろうというふうに聞こえた。
— 山根一哉 (@Mozart516) 2019年1月8日
捉え方は、本当に人それぞれですね。
おわりに
日産ゴーン容疑者の勾留開示理由の手続きにともなって行なわれた、大鶴基成弁護士を筆頭とした弁護団代表の記者会見の様子をお伝えしました。
海外と日本の関係にも大きく影響を及ぼしそうなこの事件の今後も見守っていきたいと思います。
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