こんにちは!タンゴです。
令和が始まって初の国賓としてトランプ大統領の来日が迫っています。
天皇継承に東京オリンピックにと、大きなイベントが目白押しの日本ですが、人が動いたり集まったりと注目される機会が増えると心配なのが、組織的なテロです。
警視庁は、警備体制を強化するため、様々な準備を行なっています。
その最中、5月中旬に発足が発表されたのが、臨海部初動対応部隊(WRT)です。
この記事では、
- 臨海部初動対応部隊(WRT)とは何か
- 国賓や東京五輪2020では警視庁はどんな警備体制をとるのか
についてまとめました。
トランプ大統領来日を前に、テロなどが心配だったり、警備が気になっている人の参考になれば嬉しいです。
臨海部初動対応部隊(WRT)とは何か
トランプ大統領来日や、東京五輪2020のニュースの中で、臨海部初動対応部隊という聞きなれない名前が出てきました。
それってどんな組織??と気になっている人もいるのではないでしょう。
ツイッターでも、次のように気になるという声が見つかりました!
新しく銃器対策部隊の一部から改編、 発足される「臨海部初動対応部隊(WRT)」とかいう新部隊が気になり過ぎる。 pic.twitter.com/V6SKnsklia
— きむとも (@ZmDJJgS6HtdhnxM) 2019年5月13日
臨海部初動対応部隊とは、ウォーターフロント・レスポンス・チーム、略してWRTと呼ばれ、警視庁が、東京沿岸部でのテロに対処するために発足させた新部隊です。
- 水上バイクやゴムボートに乗って警備
- テロリストの制圧
- 海への逃走防止
など、警戒が手薄になるおそれのある臨海部をしっかりカバーし、「警視庁の威信をかけた警備」を行う目的として、警視庁が、5月14日に発足させたものです。
東京湾周辺エリアには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの競技会場や、羽田空港がありますので、抜かりなく徹底的なテロ対策強化を担うのが、WRTです。
臨海部初動対応部隊(WRT)は、迎賓館や皇居などの重要施設でテロ発生時に銃器で対応する「緊急時初動対応部隊(ERT)とともに、臨海エリアを守るということなので、心強いですね!
国賓や東京五輪2020では警視庁はどんな警備体制をとるのか
5月トランプ大統領の来日での警備体制
令和へと元号が変わったこの5月に、天皇陛下が即位後に初めて会見する外国要人として、トランプ大統領が国賓として来日します。
5月23日には、トランプ大統領来日の警備体制が公開されましたが、トランプ氏やメラニア夫人を乗せた大統領専用機(エアフォースワン)が利用する予定の羽田空港は、重要警備ポイントということですので、臨海部初動対応部隊(WRT)の出動は間違いなさそうです。
空港内でのテロの初動対応にあたる「空港テロ対処部隊」や機動隊員を増員配置しています。
トランプ大統領が滞在する5月25日から28日までの4日間は、警護警備対策室を設置し、最大計2万5千人態勢で警備に臨むとの、報道がされています。
これは、米中枢同時テロ以降の米大統領の単独来日では最大規模の警備とのことですので、「最大級の警備で安全遂行に万全を尽くす」との、警視庁の言葉通りです。
なお、都心では、大幅な交通規制も敷かれる予定です。
東京オリンピック2020の警備体制
東京オリンピック・パラリンピック2020の会場警備では、セコムと綜合警備保障(ALSOK)を中心として、共同企業体(JV)が首都圏の同業14社で正式に設立されました。
共同企業体(JV)参加企業
- セコム
- 綜合警備保障(ALSOK)
- 高栄警備保障
- シミズオクト
- ジャパンパトロール警備保障
- シンテイ警備
- セシム
- セノン
- セントラル警備保障
- 全日警
- 第一綜合警備保障
ほか3社
警備業界の競合2社セコムとALSOKが協働するのは、極めて異例とのことです。
国際イベントでの万全な警備に向けて「オールジャパン体制」の構築を目指す方針です。
東京五輪2020大会では、五輪組織委員会は総勢5万850人の警備体制を計画しており、内訳は次のようになっています。
- 警視庁などの警察官2万1千人
- 民間の警備員1万4千人
- ボランティア9千人
これは、国内で開かれる国際スポーツ大会では過去最大級ということです。
おわりに
この記事では、
- 警視庁が発足させた新部隊・臨海部初動対応部隊(WRT)は、臨海部を警備する新部隊
- トランプ大統領来日や東京五輪2020では、過去最多の人数の警備を置き厳戒態勢で臨む
ということがわかりました。
「最大級の警備で安全遂行に万全を尽くす」という心強い言葉の通り、日本の平和をがっつり守っていただきたいですね!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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