【2018.12.22追記】
12月21日に保釈されるかもしれないと囁かれていたゴーン容疑者が、今度は特別背任容疑で再逮捕されました。
これは、異例な事態と言われており、次のような声も。
これ…
まずいです…
前容疑の容疑不充分で拘留切れになったことに対しての足止めのための別件逮捕でしょ…
前容疑で起訴できないのに背任で起訴できるわけない…
こうして自供を得るまで拘留延長を繰り返すを手法は国際的には許容されませんよ…
外交問題になりますよ
— tomohiko888 (@tomohiko888jp) 2018年12月21日
一方でこんな意見もあります。
フランス人と話す機会があったので、カルロス・ゴーンの逮捕ってフランス人どう思ってんの?日本感じ悪い?って聞いてみたら
「フランス人は基本、金持ちは全員悪い事してる死ねって思ってるので『逮捕ザマーミロいいぞもっとやれ』って思ってる」
という回答が返ってきた。日仏関係は安泰のようだ。
— Nirone(ニローネ) (@Via_Nirone7) 2018年12月11日
フランス、炎上中ですよね…
外交問題か、階級問題か?視点を変えるだけで、これだけ違った見方になるのですね。
私は、外交問題への飛び火が、少しだけ気になります。
11月19日に日産のカルロス・ゴーン氏の逮捕の拘留期間満了日である12月10日に、東京地検は氏の再逮捕をしました。
この記事では、
- カルロス・ゴーン氏再逮捕容疑の理由
- 法人として日産も起訴された理由と関係者の反応
について解説します。
カルロス・ゴーン氏再逮捕の理由
去る11月19日に、カルロス・ゴーン氏が、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕されました。
不起訴のまま収監できる勾留期間の期限(拘留期間満了)の12月10日に東京地検特捜部は、
カルロス・ゴーン容疑者とグレゴリー・ケリー容疑者を、前回の逮捕容疑と同様の金融商品取引法違反で再逮捕しました。
今回は、平成28年(2016年)3月期から平成30年(2018年)3月期までの2年間のゴーン容疑者の報酬の合計額は約71億7400万にも関わらず、有価証券報告書には29億400万円と記載されていた疑いでの再逮捕です。
前回の逮捕容疑と今回の逮捕容疑は、両方とも金融商品取引法違反ですが、
前回は、平成23年(2011年)3月期から平成27年(2015年)3月期までの5年間が対象となっており、
今回は、平成28年(2016年)3月期から平成30年(2018年)3月期までの2年間が対象ということですね。
法人として日産も起訴された理由と関係者の反応
さらに、東京地検特捜部は、
- 日産自動車前会長カルロス・ゴーン容疑者
- 日産自動車前代表取締役グレゴリー・ケリー容疑者
- 法人としての日産
を、金融商品取引法違反の疑いの罪で起訴しました。
カルロス・ゴーン容疑者は、有価証券報告書に記載していなかったが報酬額は、退任後に受け取る報酬であり、記載義務はないと主張し、罪を否定していますが、
退任後に受け取る報酬額が確定した段階で、その年の有価証券報告書への記載義務があると定められており、
報酬額が決定していたか否かについてが、今後の争点になります。
現時点で、今後支払われる報酬額について記載された複数の文章が、押収されていて、その中には、
- ゴーン氏自らの署名の入った書類
- 西川社長の署名の入った退任後の報酬の合意文書
も含まれているようです。
西川社長は、
極めて私的な理由で二人が首謀したことではあるんですけれども、法人としての当社も、開示の責任を問われることになると覚悟しておりました。
と今回の取材に応じていましたが、
記者会見の時には、
会社として、これらは断じて容認できないことを確認のうえ、専門の先生より、これで、十分解任たる重大な不正行為という判断をし、解任の提案を決断した。
と話していました。
私には、西川氏が記者会見の時点(早い段階)で、会社は大丈夫で、ゴーン氏が問題であることを強調しておき、取締役会を早急に行い、とにかくゴーン氏を解任するというシナリオにしか、見えないのですが、様々な捉え方があるようですので見てみましょう。
最初は、他人事というか、若干引き気味の意見です。
まぁ、額が額なので、たしかに現実感がわかないのも無理はないですね。
” 西川社長逮捕か “”?
マンガになってきた ゴーン事件 ! 💀ゴーン社長解任を計画していた”” ゴーン再逮捕
“日産経営陣も特捜部も総退陣”#ゴーン事件 #地検特捜部
#ゴーン#竹中平蔵 水道民営化でウハウハ ” 女”竹中平蔵の正体 pic.twitter.com/EVNAHaiFcV— 李舜臣 安重根 (@gisianjyunegisi) 2018年12月10日
次は、もう少し、事件をリアルな出来事として捉えている意見ですね。
直近3年分40億円不記載容疑【ゴーン再逮捕へ】〝ヤミ報酬〟9年で総額95億円 18年3月期は、ゴーンは社長兼最高経営責任者から会長に退き、検査不正の発覚もあり、役員報酬を前期比33%減の7億3500万円公表していた。その裏で約17億円もの報酬を隠していたのだから、詐欺にも等しい(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/2hxk3VPqDq
— KK (@Trapelus) 2018年12月4日
報道が事実であれば、次の意見は当然でしょうね。
速報でゴーン容疑者らの再逮捕が出たけれど、
「罪状」は、役員報酬の虚偽記載だけしかないということになる。
これって逮捕容疑と同じ虚偽記載で再逮捕であれば、それで捜査が終了することがほぼ確定的なのでは。ゴーン退任後の報酬を巡る合意書面に署名してる西川社長の逮捕は免れないハズ #ゴゴスマ— ラッキーちゃん♕ (@Luckychan0105) 2018年12月10日
まだまだ、新たな情報も出てくるでしょうし、国際問題にまで発展しそう(すでに発展していますね…)ですが、やはり、NISSANブランド・ファンのためにも、潔い対応をして欲しいです。
おわりに
前回の逮捕と今回の逮捕は同容疑(金融証券取引法)ですが、対象期間が異なります。
そして、ゴーン氏、ケリー氏に加え、法人としての日産も、起訴されたことで、真偽のほどが気になります。
今後も見守っていきたいです。
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