KYB(カヤバ)がデータ改ざんした建物・マンション名一覧!大阪・福岡・広島のどこにある?

こんにちは!タンゴです。

16日に免震装置のデータ改ざんをしていたことを発表したKYB(カヤバ)ですが、徐々に不正の内容が明らかになってきました。

【2019.1.30追記】

航空機関連部品について、防衛省に過大請求していたことを発表しました。

さらに、住友精密工業も同様な過大請求をおこなっており、防衛省は、両社に対する臨時調査を行う予定です。

【2018.12.20追記】

免震データの改ざんで新たな手口の不正行為が発覚し、問題に絡む物件が1102件に拡大したと発表がありました。

不特定多数が利用する施設にも多く採用されており、各自治体が、次々と該当物件名を発表しています。

KYBや国交省は安全性には問題がないとコメントをしていますが、装置の交換の必要があると言うことです。

日本は、地震など自然災害も多いので、やはり気になりますね。

この記事では、

  • KYB(カヤバ)の免震装置のデータ改ざんについて
  • KYB(カヤバ)がデータ改ざんした免震装置を採用した建物はどこか

について、調べてみました。


KYB(カヤバ)が免震装置のデータを改ざんしていた

問題のデータ改ざんが行われていたのは、免震・制振装置用のオイルダンパーです。

これは、簡単に言うと、地震などの振動や衝撃を建物に伝えないようにする装置で、高層ビルなどを中心に採用されています。

該当のKYB製ダンパーは、2000年から2018年9月までに、大都市を中心に全国に987物件(免震用が903物件、制振用が83物件、19日の会見*で1件追加)も納入されています。

*19日の会見では、さらに基準内だがデータ改ざん108件があったと発表されてました。

なお、高層マンションなど住居用物件では、265件に採用されていますが、所有者の了承が必要とのことで、現時点では、建物名は公表されていません。

KYB(カヤバ)がデータ改ざんした建物が大阪・福岡・広島にあるという噂も!住所はどこ?

KYB製オイルダンパーは様々な施設に使われているのですが、たとえば

・都道府県の庁舎、病院などの公共施設
・観光名所
・大手メーカーの生産工場
・原発関連施設

などに採用されています。

これらに使われているオイルダンパー(免震装置)がデータが改ざんされているかは現在調査中ですが、もし改ざんされた装置だった場合は重大な影響を及ぼす可能性がありますよね。

それでは、現在KYB製ダンパーが使用されていることがわかっている施設について、名称や所在地などを詳しく見ていこうと思います。

東京にあるKYB製オイルダンパー装置が使われている施設

  • JR東京駅丸の内駅舎
  • 羽田空港国際線旅客ターミナル
  • 東京都庁/第1、第2本庁舎
  • 財務省本庁舎(霞ヶ関)
  • 東京消防庁
  • 新宿区役所本庁舎
  • 東京スカイツリー
  • 東京電機大学(足立区)
  • 日銀本店旧館(千代田区/日本橋)
  • 六本木ヒルズ
  • 虎ノ門ヒルズ
  • 東急百貨店(渋谷区)
  • 東京都立松坂病院(世田谷区)
  • 二子玉川地区の住居棟(世田谷区)

公共施設や観光エリアなど、不特定多数が出入りするエリアの名前が並んでいます。

人が多い首都圏だけに、混乱が予想されます。

その他KYB製オイルダンパー装置が使われている施設

  • 北海道
    日銀釧路支店、札幌市白石区複合庁舎、札幌市民交流プラザ
  • 宮城県
    大崎市民病院
  • 神奈川県
    神奈川県庁、横浜市衛生研究所
  • 福井県
    敦賀原発の非常用施設
  • 長野県
    長野市役所庁舎
  • 静岡県
    浜岡原発の非常用施設
  • 愛知県
    愛知県警本部庁舎、名古屋大学「減災館」(名古屋市千種区)、東邦ガスの防災拠点ビル(名古屋市)、あいち小児保健医療総合センター救急棟
  • 三重県
    シャープ亀山工場
  • 大阪府
    大阪府庁本館、通天閣
  • 兵庫県
    豊岡市役所
  • 愛媛県
    伊方原子力発電所内の総合事務所
  • 熊本県
    熊本市民病院
  • 大分県
    大分県立美術館

安全性が決め手となって、KYB性のダンパーを採用した施設も多くあり、本当に残念ですね。

KYB製オイルダンパー装置が使われている現在建設中の建物

  • 東京五輪・パラリンピックの水泳会場のオリンピックアクアティクスセンター
  • 札幌ドーム

なんと建設中の建物にも採用されていました。

2020年の東京五輪を前に、施設完成にどれだけ影響が残るのでしょうか?

19日に発表された国の基準に不適合なオイルダンパーが使用された施設

  • 消防本部・八戸消防署八戸消防防災拠点施設新築本棟工事(青森県八戸市)
  • 国土地理院研究合同庁舎・本館棟(茨城県つくば市)
  • 中央合同庁舎第1号館・本館(東京都千代田区)
  • 新潟美咲合同庁舎第1号館(新潟市)
  • 燕市役所新庁舎(新潟県燕市)
  • 愛知県本庁舎(名古屋市)
  • 鈴鹿市新消防庁舎(三重県鈴鹿市)
  • 大阪第2地方合同庁舎(大阪市)
  • 大阪府警察学校本館・厚生棟(大阪府泉南郡田尻町)
  • 神戸地方合同庁舎(兵庫県神戸市)
  • 四万十町本庁東庁舎(高知県高岡郡四万十町)

19日に公表された70件のうち、上記の11件が国の基準を満たしていないと判明しました。

おわりに

たびたび発覚するデータ改ざんなどの企業による不正ですが、安全に関わることは信用を大きく損なうので、本当にやめて欲しいですね。

KYB製ダンパーは、現在わかっているだけでも庁舎や病院など公共施設をはじめ、観光名所、原発関連など多岐にわたるの施設に採用されています。

そこで使われているダンパー(免震装置)がデータ改ざんされたものかは未だ調査中です。

19日の会見でマンションなどの建物名が発表される予定ですので、情報がわかり次第、この記事にも追記したいと思います。

【追記】

19日16時より会見が行われましたが、各地の消防署、警察署、所有者の了解の取れた県庁や公共施設が中心に、あらたに70件が公表されました。

マンション名など一般住居用の建物名の公表には至りませんでした。

装置の交換に膨大な費用と時間がかかることは明らかで、交換をする工事期間中の居住者の引越しや、代替え物件の用意などを考えると、現実感が湧いてきませんね。

今後の動向を見守りたいと思います。

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