8月の満月(スタージオンムーン)はいつ?呼び方の意味や2020年の見える方向は?

こんにちは!タンゴです。

8月の満月の別名はスタージオンムーンという聞きなれない名前です。

先人たちは、時の流れを知る一つの手段として、月の位置や満ち欠けを観察し、親しみを持ってニックネームをつけていました。

この記事では、

  • スタージオンムーン(8月の満月)の呼び名の意味と由来
  • 2020年8月の満月の見える場所と方位・時間

についてまとめました。

夜空を眺める時の参考になれば嬉しいです。


スタージオンムーン(8月の満月)の呼び名の意味と由来の意味と由来

人々は、月の動きを観察して太陰暦をつくり、狩りや農作業を行う際の目安にして生活をしてきました。

アメリカには農業暦(Farmers’ Almanac)というものがあり、そこには、各月の満月の名前が記されています。

スタージオンムーン(英:Sturgeon Moon)とは、ネイティブアメリカンによる8月の満月の別名(ニックネーム)です。

現代では、このような呼称を一般的に、満月の別名と言われていますが、もともとその月全体を表す呼称で、季節の植物や動物などその時期を端的に表す名前がつけられていました。

日本でも、旧暦に基づいた各月の別名がありますよね。

8月の別名は、葉月(はづき)と呼ばれており、木の葉が紅葉して落ちる月なので、「葉落ち月」「葉月」、また、木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」であるという説のほか、次のようなものがあります。

  • 初来月(はつきづき)
    雁が初めて来る
  • 南風月(はえづき)
    南方からの台風が多く来る
  • 月見月(つきみづき)

しかし、七夕は奈良時代に中国から伝わったもので、元々日本にはなかったため、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」の意であるとする説もあるようです。

国や地域は違っても、満月の別名は、その月全体をあらわすためのニックネームとして、長い間、生活の中で親しまれてきたものなのです。

現在、アメリカで使われている満月の名前は、米国東部と北部に住んでいた先住民族や植民地時代のアメリカ人や、代々受け継がれてきた他の伝統的な北米の名前を由来としています。

スタージオン(英:Sturgeon)とは、チョウザメのことを言います。

日本語では、スタージオン、スタージェン、スタージェオンなどと、表記されています。

あまり、使い慣れない言葉で、発音も日本語に無いので、馴染みがないですが、Sturgeonとは、日本語では、チョウザメのことです。

チョウザメは、北米の五大湖の主要な魚で、8月に成熟期を迎え、漁獲量が増えるのです。

漁獲を知らせるために、この名がつきました。

これが、8月の満月をスタージオンムーン(チョウザメ月)と呼ぶようになった理由の1つです。

チョウザメといっても、実際のサメとは異なります。

見た目の形が似ているため、この名がついていますが、身体的特徴も生態も、多くの面で異なり、古代魚の一種で、別名キャビア・フィッシュと呼ばれています。

お気付きのように、キャビアは、このチョウザメの卵の塩漬けで、高級食材で、頭からしっぽまで丸ごと食べることができるため、乱獲により著しく減少しています。

チョウザメの体長は1m前後

8月の満月は、スタージオンムーン(チョウザメ月)という名称以外にも、次のようにさまざまな呼び名があります。

  • Green Corn Moon(青トウモロコシ月)
  • Grain Moon(穀物月)
  • Red Moon(赤月)
    蒸し暑い夏のもやで赤みを帯びて見えるため

こうして並べて見てみると、8月という季節の映像が浮かんできませんか?

満月眺めながら、季節のイメージを膨らませて感じてみることは、とても贅沢な時間ですね。

2020年8月の満月の見える見える場所と方位・時間

国立天文台の暦計算室によると、2020年8月の満月は、8月5日(水)午後1時44分(中央標準時:JCST)です。

実際に観測するには、8月5日の深夜がおすすめです。

月は東から上がり、深夜には最も高く南の空の35度くらいの方向で見ることができます。

南の方角が開けた、なるべく空が暗い場所を選ぶと良いでしょう。

8月5日の日の入りは午後6時41分、月の出は午後7時51分で、翌朝月の入りは6時57分、日の出は4時52分(東京)です。

夜の間は満月を楽しむことができます。

おわりに

この記事では、

  • 自然とともに生活をするのに身近な存在の月に、先人たちはニックネームをつけていた
  • 8月の満月のニックネームのスタージオンムーンは、チョウザメの成熟、漁獲の季節というのが由来
  • 2020年のスタージオンムーンは、8月5日の深夜に南東の空の低い位置で観測できる

ということが、わかりました。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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