ハーベストムーン(9月の満月)とは?2020年見える方向や時間と名前の意味や由来も

こんにちは!タンゴです。

ハーベストムーンとは、9月の満月の別名。

先人たちは、時の流れを知る一つの手段として、月の位置や満ち欠けを観察し、親しみを持ってニックネームをつけていました。

この記事では、

  • ハーベストムーン(9月の満月)の呼び名の意味と由来
  • 2020年9月の満月の見える場所と方位・時間

についてまとめました。

夜空を眺める時の参考になれば嬉しいです。


ハーベストムーン(9月の満月)の呼び名の意味と由来

人々は、月の動きを観察して太陰暦をつくり、狩りや農作業を行う際の目安にして生活をしてきました。

アメリカには農業暦(Farmers’ Almanac)というものがあり、そこには、各月の満月の名前が記されています。

ハーベストムーン(英:Harvest Moon)とは、ネイティブアメリカンによる9月の満月の別名(ニックネーム)です。

現代では、このような呼称を一般的に、満月の別名と言われていますが、もともとその月全体を表す呼称で、季節の植物や動物などその時期を端的に表す名前がつけられていました。

日本でも、旧暦に基づいた各月の別名がありますよね。

9月の別名は、長月(ながつき)と呼ばれています。

もともとは、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が有力で、秋分以降、次第に日が短くなり、夜が長くなっていくことを由来としているようです。

別説としては、稲作と結びつけて、稲刈月(いねかりづき)が転じて、もしくは、稲熟月(いなあがりづき)の省略から。

さらに、旧暦9月は長雨の時期ということから、長雨月(ながめつき)と呼ばれたことからというものもあるようです。

国や地域は違っても、満月の別名は、その月全体をあらわすためのニックネームとして、長い間、生活の中で親しまれ、季節を味わう呼び名がつけられています。

現在、アメリカで使われている満月の名前は、米国東部と北部に住んでいた先住民族や植民地時代のアメリカ人や、代々受け継がれてきた他の伝統的な北米の名前を由来としています。

9月は、人間が生きるために、最も重要な収穫期。

作物を収穫する秋分後の時期を、収穫月と呼ぶようになりました。

この季節の満月は、日没の直後に月の出が起こり、まだ農民が作物を収穫している、夕方の早い時間に、月明かりが見られるために、満月の別名としても、ハーベストムーンと呼ばれ親しまれるようになりました。

数晩、連続して日没近くに月が昇るので、一年の満月の中でもユニークな存在。

1週間ほど満月が続くように感じられる場合もあります。

他にも、地域や場所によって、季節感を端的にあらわせる、次のような名称も使われています。

  • Corn Moon(トウモロコシ月)
  • Barley Moon(大麦月)
  • Chrysanthemum Moon(菊月)
  • Nut Moon(木の実月)
  • Mulberry Moon(桑の実月)
  • Singing Moon(歌う月)

こうして並べて見てみると、9月という季節の映像が浮かんできませんか?

満月眺めながら、季節のイメージを膨らませて感じてみることは、とても贅沢な時間ですね。

2020年9月の満月の見える見える場所と方位・時間

国立天文台の暦計算室によると、2020年9月の満月は、9月2日(水)午後2時22分(中央標準時:JCST)です。

実際に観測するには、9月2日の夜がおすすめです。

月の見える方向は、東の空。

9月2日の日の入りは午後6時7分、月の出は午後6時30分で、月の入りは翌朝5時46分、日の出は翌朝5時14分(東京)です。

月は、西に太陽が沈んでまもなく、東の空から登り、深夜頃に空高く位置します。

また、満月の前後では、朝方や夕方の空に太陽と月を同時に観測することができますので、少し暑さが和らぐ時間帯に空を眺めて見ませんか。

おわりに

この記事では、

  • 自然とともに生活をするのに身近な存在の月に、先人たちはニックネームをつけていた
  • 9月の満月のニックネームのハーベストムーンは、収穫期であることが由来
  • ハーベストムーンの前後は、太陽と月が同時に空に昇る

ということが、わかりました。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です