こんにちは!タンゴです。
私は、日常から色々な画材を使って絵を描いています。
手元には水彩や油絵の具、マーカー、インク、パステルなど色々な画材が揃っていますが、フィンガーペイントは気軽に楽しめる絵の具として、気に入っている画材の一つです。
今回は、フィンガーペイント専用の絵の具「タクティルカラー」について、
- フィンガーペイントの絵の具・タクティルカラーとは?
- フィンガーペイントのタクティルカラーの特徴とおすすめポイント
- フィンガーペイント専用の絵の具・タクティルカラーを使ってみた感想
の順に解説していきます。
フィンガーペインティングは、直接絵の具を指につけるので、いつでも誰でも楽しむことができます。
その反面、安全性や使い心地など気になっている人も多いと思いますので、そこもしっかり説明していきますね。
この記事が、フィンガーペイントの絵の具選びに悩んでいる人の参考になれば嬉しいです!
フィンガーペイントの絵の具・タクティルカラーとは?
フィンガーペイントタクティルカラーは、フィンガーペインティング専用の絵の具として開発されたフランスに本社があるペベオというメーカーの商品です。
ペベオ社の創業は1919年。第一次世界大戦後の混沌とした時代から、自由を求めてさまざまな絵画のスタイルが花開いた時期。
本社がある南仏・プロヴァンスは、温暖な気候と美しいラベンダーの産地で知られ、その色彩の美しさに魅了されて、多くの芸術家が集まってきた場所として有名です。
画材メーカーとして歴史あるペベオ社は、新しい時代の商品開発にも力を入れています。その一つが、今回紹介するフィンガーペイントタクティルカラーです。
フィンガーペイントのタクティルカラーを使ってみた感想とおすすめポイント
ここでは、フィンガーペイントタクティルカラーのおすすめポイントを感想を交えながら、
- 安全性の配慮がすごい
- 紙用と布用があり、描いたあとも楽しめる
- 発色の良さと豊富なカラーバリエーションがある
- 扱いやすさに配慮してある
- 作品を楽しむための工夫がある
- 表現の可能性がある
の順番に書いていきます。
【おすすめポイント1】安全性への配慮がすごい
フィンガーペイントの絵の具は、小麦粉や水糊などを使って手づくりすることもでき、ネット上を探すと、レシピを掲載しているサイトもあります。
しかし、安全性を気にして手づくりするとなると、ちょっとめんどくさいと感じる人もいるかと思います。
フィンガーペイントタクティルカラーは、小さな子どもからお年寄りまでが安心して使えるよう、厳しい安全基準をクリアしており、欧州安全規格に適合、また、米国材料試験協会(ASTM)安全基準に合格し、米国画材協会(ACMI)の認可製品にもなっている商品なんです!
とはいえ、子どもたちは好奇心のかたまり。ついつい手についた絵の具をついついペロリ!なんてことも。
フィンガーペイントタクティルカラーは、誤飲を防止するために、欧州の安全基準にて許認可された苦味成分を配合されています。
私も、試しに舐めてみたところ、微妙な苦味がじわじわ襲ってきました!
色による違いもあるかもしれませんが、そこまでは試していません…
【おすすめポイント2】紙用と布用があり、描いたあとも楽しめる
フィンガーペイントタクティルカラーには、紙用と布用があります。
紙用は、隠ぺい性にすぐれているので、色紙などに描いてみると、面白い雰囲気を出すことができます。
布用は、作品を日常的に楽しんでもらうための工夫として、アイロンなどで熱を当てると定着させることができます。
Tシャツや、バッグやシューズなど、古くなってしまった布製品をフィンガーペイントタクティルカラーでリメイクしてみましょう!
私は、エコバッグに描いて使っています。布製品なら名前代わりに絵を描けば、自分の持ち物とすぐにわかります。
布用は、紙用よりカラーバリエーションが少ない(原色が少ない)のですが、洋服やバッグ、ポーチやスニーカーなど、ファッション性も考慮したカラーラインナップなのかなぁと感じました。
絵を描く過程を楽しみながらも、描きあがったものを飾ったり使ったりできる工夫が嬉しいです。
【おすすめポイント3】発色の良さと豊富なカラーバリエーションがある
フィンガーペイントの絵の具は、海外のメーカーが、オーガニック素材のものをいくつか出てしています。手づくりやオーガニックのものは、比較的柔らかい色合いになるようです。
最近のフィンガーペイントの絵の具は、かなりはっきりした原色も出てきていますが、私が調べた限り、黒の絵の具を出しているのは、フィンガーペイントタクティルカラーだけかと思います。
フィンガーペイントタクティルカラーの魅力は、発色の良さ。乾いてもそのままの色が残り、混色も自由です!原色のみを使うことで、混色の原理を学ぶことができます。
さらに、メタリック&パール色があることで、混色では得られない色や、Tシャツなどに描いたりと日常的に楽しむことができます。
メタリック&パール色は、ギラギラしすぎず、品のある輝きなので、出来上がった作品がなんだかとてもオシャレにみえます。
パレットの上で、紙の上で思いつくまま、手を動かしてみてください。
さらに、フィンガーペイントタクティルカラーは、指触りの良いテクスチャーも魅力の一つです。
用意されているカラーは次の通りです。
・フィンガーペイントタクティルカラー(紙用)
スタンダード色:10色(ホワイト/イエロー/オレンジ/レッド/フィギュリンピンク/バイオレッド/ブルー/グリーン/シェンナ/ブラック)
メタリック&パール色:7色(ゴールド/シルバー/ホワイトパール/レッドパール/ピンクパール/ブルーパール/グリーンパール)
商品は、カラーセットと単色があります。初めて使う場合は、まずセットを購入して、気になる色を一色づつ追加するのがおすすめ。
パッケージは、チューブタイプとジャータイプ。チューブタイプは、そのまま手のひらに取って、手形など取るときに便利です。
・フィンガーペイントタクティルカラー(布用)
スタンダード色:7色(ホワイト/イエロー/レッド/ダークピンク/ブルー/ライトグリーン/ブラック)
メタリック&パール色:7色(ゴールド/シルバー/ホワイトパール/レッドパール/ピンクパール/ブルーパール/グリーンパール)
布用は、ジャーのみです。
紙用、布用ともに、大きなジャータイプもあるので、イベントなどみんなで使うときにも重宝します。
【おすすめポイント4】扱いやすさに配慮してある
フィンガーペイントタクティルカラーは、水を入れずにそのまま手にとって使えるので、気軽に楽しめます。
手軽に扱えることで、フィンガーペインティング本来の、絵の具が手指に触れた感触を楽しむことに集中することができます。
絵を描くときに必要な用具もすぐに揃うものばかりです。実際に、どんな準備をすれば良いか見ていきましょう。
描き始めると、その使いやすさから描くのに夢中になってしまうので、新聞紙やビニールシートなどを覆った上で描くと安心です。私は100均のピクニックシートを使っています。
フィンガーペイントタクティルカラーは、乾くときれいに剥がすことができるので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
【用意しておきたいもの】
・フィンガーペイントタクティルカラー→描きたい支持体に合わせて、紙用か布用を用意します。紙用と布用の絵の具は混色できません。
・紙か布(描きたい支持体)→紙用の絵の具を使う場合は、紙、ダンボール、プラスチックなどに適しています。紙は、少し厚手で表面がなめらかなものが描きやすいです。布は、お洗濯する場合は、綿、麻、シルクなどの天然素材を選んでください。
・濡らしたお手拭き→手などを拭くのに使います
・パレット(紙皿などをアルミ箔で覆って使うと便利です)→使いたい色を先に出して置くときに使います
・へら→ジャーに直接指を入れずに、絵の具を取り出す場合につい描います。プラスチックのスプーンなどでOK
・下敷き(紙やすりや、クリアファイルなど)→布に描く場合、裏移りを避けるために使います。
・ドライヤー→厚塗りになると乾くのに時間がかかるので、時間がない時に乾かすのに便利です。
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爪と指の間に絵の具が入ってしまった場合でも、少し石鹸をつけて洗えば、するりと落ちます。
衣服などについた絵の具は、すぐにぬるま湯につけて、石鹸で洗い落とします。実際には、水につけて少しこすれば、ほとんどは取れてしまいます。
フィンガーペイントタクティルカラー(布用)は、吸湿性のある素材につくと取れにくくなるので、スモッグやエプロンをするか、汚れても良い服で。
【おすすめポイント5】表現の可能性を感じる
フィンガーペイントタクティルカラーは、ステンシル型を使ったり、スポンジなどでスタンプのように押したりすることもできます。
乾いてから、重ね塗りをしたり、マーカーなどで、文字や細い線のイラストをかき足したりと、表現の幅も広がるので、子どもからお年寄りまで、そして、みんなで楽しむことができる絵の具です。
表現の可能性が広がるところが、とても良いと感じました。
おわりに
この記事では、フィンガーペイントでタクティルカラーを使ってみた感想とおすすめポイントを紹介しました。
フィンガーペイントタクティルカラーは、フィンガーペインティングをこれから始める思っている人、さらに、フィンガーペインティングを手軽に安全に楽しみたい人には、おすすめの絵の具です。
ぜひ参考にされてください。
Proviamo!(やってみましょう!)
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