こんにちは!タンゴです。
ピンクムーンとは、4月の満月の別名です。
先人たちは、時の流れを知る一つの手段として、月の位置や満ち欠けを観察し、親しみを持ってニックネームをつけていました。
この記事では、
- ピンクムーン(4月の満月)の名前の意味と由来
- 2020年4月の満月の見えると方向・方位や時間
についてまとめました。
夜空を眺める時の参考になれば嬉しいです。
ピンクムーン(4月の満月)の名前の意味と由来
人々は、月の動きを観察して太陰暦をつくり、狩りや農作業を行う際の目安にして生活をしてきました。
アメリカには農業暦(Farmers’ Almanac)というものがあり、そこには、各月の満月の名前が記されています。
ピンクムーン(英:Pink Moon)とは、ネイティブアメリカンによる4月の満月の別名(ニックネーム)です。
現代では、このような呼称を一般的に、満月の別名と言われていますが、もともとその月全体を表す呼称で、季節の植物や動物などその時期を端的に表す名前がつけられていました。
日本でも、旧暦に基づいた各月の別名がありますよね。
4月の別名は、卯月(うづき)と呼ばれています。
これは、卯の花の咲く月と言う説が有力ですが、卯月に咲く咲く花を卯の花という説もあります。
卯の花は、ウツギ「空木」の花の別称です。
次の画像がウツギの花です。
他にも、
- 十二支の4番目が卯であることから→卯月(うづき)
- 稲の苗を植える月→種月(うづき)、植月(うゑつき)、苗植月(なへうゑづき)など
の説もあります。
国や地域は違っても、満月の別名は、その月全体をあらわすためのニックネームとして、長い間、生活の中で親しまれ、季節を味わう呼び名がつけられています。
現在、アメリカで使われている満月の名前は、米国東部と北部に住んでいた先住民族や植民地時代のアメリカ人や、代々受け継がれてきた他の伝統的な北米の名前を由来としています。
北米では、早春の花の一つであるモスピンクや、野生のフロックスの出現を告げることから、4月の満月をピンクムーンと呼ぶようになりました。
月がピンク色に見えるわけではありません。
次の画像の花がフロックスです。
日本でよく見られる芝桜もフロックスの仲間です。
引用:Kurt Stüber [1] – caliban.mpiz-koeln.mpg.de/mavica/index.html part of www.biolib.de, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
2020年4月の満月はスーパームーン
4月の満月は、2020年のスーパームーンになります。
地球と月との距離が近くなり、通常より大きく月が見えます。
▼スーパームーンいついての詳細はこちらもご覧ください
さらに、2020年4月の満月は、春分後の最初の満月にあたります。
春分後の最初の満月は、キリストの復活祭にあたるイースターの日を計算する基準になり、Paschal Full Moon(イースターの満月)とも呼ばれます。
春分後の最初の満月以降の最初の日曜日が、イースターになります。
ですから、Super Pink Full Moon(スーパー・ピンク・フル・ムーン)、Paschal Full Moon(パスカル・フル・ムーン)などとも呼ばれます。
他にも次のような呼び名があります。
- Fish Moon(フィッシュムーン)
- Hare Moon(ヘアムーン)
- Egg Moon(エッグムーン)
- Sprouting Grass Moon(スプラウティンググラスムーン)
こうして並べて見てみると、4月という季節の映像が浮かんできませんか?
満月を眺めながら、季節のイメージを膨らませて感じてみることは、とても贅沢な時間ですね。
2020年4月の満月の見えると方向・方位や時間
国立天文台の暦計算室によると、2020年4月の満月は、4月8日(水)11時35分(中央標準時:JCST)です。
実際に観測するには、4月7日の深夜がおすすめです。
月の見える方向は、東北東から東の空にかけて。
4月7日の日の入りは午後6時7分、月の出は午後5時6分で、月の入りは翌朝5時31分、日の出は5時17分(東京)です。
おわりに
この記事では、
- 自然とともに生活をするのに身近な存在の月に、先人たちはニックネームをつけていた
- 4月の満月のニックネームのピンクムーンは、フロックスの花の色が由来
- 2020年4月の満月はスーパームーン、さらにイースターの日を計算する基準にもなっておりPaschal Full Moonとも呼ばれる
- 2020年4月の満月は、4月7日深夜に見るのがおすすめ
ということが、わかりました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
コメントを残す