こんにちは!タンゴです。
本日、新紙幣のデザインが発表されました。
偽造防止目的で20年ごとに改定するということですが、今回は、ユニバーサルデザインも考慮してのデザイン改定ということで、紙面のデザインに賛否両論の意見が出ています。
この記事では、
- 新紙幣のデザインやフォントの評判
- 新紙幣一万円札と千円札の数字の「1」の字体が違う理由
についてまとめました。
新紙幣のデザインやフォントの評判
本日4月9日の午前中に新紙幣が発表になり、そのデザインが話題になっています。
新しいものに違和感はつきものですが、今回の改定について、麻生太郎外財務相は、記者会見で次のように話しました。
日本銀行券につきましては、偽造抵抗力強化の観点から、おおむね20年ごとにいわゆる改刷を行ってきたところであります。現在発行されている日本銀行券については、2004年に発行を開始して以来、約14年が経過しています。
今般、スリーディメンションのホログラムなど世界最先端の偽造防止技術を搭載をさせていただくと共に、額面の数字の大型化など、ユニバーサルデザインの考えかたを踏まえた改刷を行うことといたします。
約5年後の、2024年度上期をめどに発行できますように所用の準備に着手いたしましたのでご報告申し上げます。
引用:SankeiNews
記者会見では、今回の刷新のポイントとして、次の2点をあげました。
- 偽造防止
最先端偽造防止技術を搭載 - ユニバーサルデザイン
多くの人にとって使いやすくわかりやすいデザインに
同時に、紙面のデザインが、次のように発表になりました。
紙幣が変わる!新一万円札の渋沢栄一ってどんな人? 新紙幣では、肖像が立体的に動いて見える最先端ホログラムを導入。紙幣では世界初だとか。詳しくはニュース7で。総合テレビ夜7時から。https://t.co/F0JZIpZt8j pic.twitter.com/7DmPEZVHZi
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月9日
デザインに賛否両論、様々な声があがっているので、評判を見てみましょう。
まずは、フォントや色、紙質まで観察してのコメントです。
でもやっぱ新紙幣フォントはださい。毎回印刷が日本一凝ってるから楽しみだけど。たまにお札観察するとすっごいよね。一色に見える部分も一色じゃないし細かく文字刷り込んであるし箔も透かしもあるし専用特殊紙だし。
— みんみん👑青海A K16b (@sleepymin2) 2019年4月9日
次は、ポジティブ意見ですが、ダサいとは感じている様子のコメントです。
新紙幣のデザイン確かにださいけどカラーやモチーフの散らかり具合が子供のつくったビーズアクセみたいな幼稚さがあって可愛いのでこれはこれで好き
— 大津萌乃 (@ootsumoeno) 2019年4月9日
レイアウトと日本「らしさ」についてのコメントですが、やはりダサいという感想です。
新紙幣ださいな~。海外のデザインに寄せてんだろうけどださい…偽造防止のための最新技術が詰め込まれているとしてもださい…レイアウトがいけてないっていうか日本っぽいいぶし銀な良さがない。
— 端暮@ほぼ休眠 (@hashikure8) 2019年4月9日
次は、表記についてのコメントですね。
やはり、アラビア数字か漢数字かで、かなり印象が変わります。
新紙幣の数字フォント以上に、漢字表記じゃないのが個人的にださい
— folcus (@folcus61) 2019年4月9日
評判をまとめてみると、次のような感じでした。
- ダサい!
- フォントが数字だと子供っぽく見える
- 額面の数字のフォントがダサい、日本らしくない
- 裏面のデザインは比較的好評
- 千円札の裏面の神奈川沖波裏(北斎)はかっこいい
- 色やレイアウトにまとまりがない
- 漢数字とアラビア(算用)数字の入れ替えに違和感
- 重厚感がなくなった
全体的には、不評のようです。
最後に、番外編ですが、小倉智昭さんは、フジテレビ「とくダネ」の中で、数字が大きくて見やすいと、好評価をつけています。
新紙幣、小倉智昭は“数字が見やすい”と好意的 古市憲寿氏は「古臭い」と苦言、キャラクター採用案も? https://t.co/cYPyivtST3 pic.twitter.com/AiFlA1nUjN
— 【公式】リビンドル 最安値ショップ (@ribindoru) 2019年4月9日
このコメントから考えると、ユニバーサルデザイン的には、刷新のコンセプトは大成功ということでしょうか??
スタイリッシュにまとめようとすると、どうしても文字が小さくなりがちです。
デザインの美しさを保ったままユニバーサルデザインを実現させるのは、難しいと思いますが、だからこそ、日本の紙幣で実現できたらすごいですよね。
新紙幣一万円札と千円札の数字の「1」の字体が違う理由
新紙幣のデザインを見た瞬間、一私が番気になったことがあります。
それは、「なぜ一万円札と千円札の1のデザインが違うのか?」ということです。
私と同様に気になっている人が、いましたよー!
新紙幣、確かに金額のフォントはださい たぶん視認性とかユニバーサルデザイン的な感じでああなんだろうけどそれにしてももっとなんかあったやろ感あるし、なんで一万円札と千円札で1の形が違うのか
— 澪 (@m_____o) 2019年4月9日
新紙幣のデザインを見た限り、10000円と1000円の文字は、フォントがまったく違うというわけではなさそうです。
フォント(デザインされた文字のセット)が同じであれば、字形やセリフ、ヒゲなどの装飾は統一します。
ですから、同一のフォントで、「1」のひげ部分があったりなかったりするのは、おかしいのです。
※ひげとは、1の頭の部分についた小さな斜め線みたいな装飾部分のこと。
▼フォントについてはこちらでも説明しています
「1」にひげをつけるのは、手書きの時に、アルファベットの「I(アイ)」との、差別化のためです。
アルファベットを使用する国の人にとっては、ひげ付きの方がわかりやすいはずです。
ゴシック系書体では、通常、ひげをつけませんが、ユニバーサルデザイン的な視点でもある視認性から考えると、「1」はひげ付きにする方がわかりやすいですね。
この数字については、一万円札と、千円札で「1」の扱いを変えるというのは、意味合い的にも、おかしいですね。
理由をきちんと説明してほしいです。
ちなみに、アラビア数字を手書きする場合に、視認性をあげるため、「7」の斜め線に対し、対角で装飾を入れたり、1画目に縦線をつけることがあります。
特に、数字は間違うとややこしいことになるので、間違わないような工夫をしているのです。
新紙幣と500円のデザイン。
基本的に今のやつの方が好みだけど、新1000円の裏はめちゃめちゃ好き。
1000円と10000円で「1」のフォントが違うのはなんでなんだろ。見本だから? さすがに本物は統一されるよね。
数字がデカイのがださいなぁ。
まー、すぐ見慣れるのかな。 pic.twitter.com/TaWjWYXXPx— Yuki (@Y02V7PTAGqPeBVW) 2019年4月9日
本日、発表になったデザインはあくまでも見本です。最終のデザインは、これをブラッシュアップして決定するということですので、きちんと統一してほしいと強く願います。
おわりに
この記事では、
- 新紙幣のデザインやフォントの評判が全体的に不評
- 新紙幣一万円札と千円札の数字の「1」の字体が違う理由が不明
ということについてまとめました。
初めて海外のお札を手にした時に、日本のお札がすごーい高級で立派に見えました。
その後も、様々な国でお札を手にして感じたことは、日本の紙幣は、どこの国にも負けないくらい上質でデザインにも重厚感があっていいなということ。
新紙幣は、まだ、絵面しか見ていないのでなんとも言えませんが、個人的には、私も多くの人と同様、ダサいと感じました。
特に、「1」の数字については、外国人も含めてのユニバーサルデザインですから、統一してほしいものです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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