ワームムーン(3月の満月)とは?2020年の見える方向や時間・名前の由来や意味も調査

こんにちは!タンゴです。

ワームムーンとは、3月の満月の別名です。

先人たちは、時の流れを知る一つの手段として、月の位置や満ち欠けを観察し、親しみを持ってニックネームをつけていました。

この記事では、

  • ワームムーン(3月の満月)の名前の意味と由来
  • 2020年3月の満月の見えると方向・方位や時間

についてまとめました。

夜空を眺める時の参考になれば嬉しいです。


ワームムーン(3月の満月)の名前の意味と由来

人々は、月の動きを観察して太陰暦をつくり、狩りや農作業を行う際の目安にして生活をしてきました。

アメリカには農業暦(Farmers’ Almanac)というものがあり、そこには、各月の満月の名前が記されています。

ワームムーン(英:Worm Moon)とは、ネイティブアメリカンによる3月の満月の別名(ニックネーム)です。

現代では、このような呼称を一般的に、満月の別名と言われていますが、もともとその月全体を表す呼称で、季節の植物や動物などその時期を端的に表す名前がつけられていました。

日本でも、旧暦に基づいた各月の別名がありますよね。

3月の別名は、弥生(やよい)と呼ばれ、3月生まれの女の子の名前にもよく使われていますね。

草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が短縮されて「やよひ」となった説が有力です。

他にも、花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、花見月 (はなみづき)、夢見月(ゆめみつき)、桜月(さくらづき)、暮春(ぼしゅん)など、明るいイメージの文字が並びます。

日本では年度替わりの月で、出会いや別れ、スタートの時期で、自然界でも大きな変化の季節ですが、

国や地域は違っても、満月の別名は、その月全体をあらわすためのニックネームとして、長い間、生活の中で親しまれ、季節を味わう呼び名がつけられています。

現在、アメリカで使われている満月の名前は、米国東部と北部に住んでいた先住民族や植民地時代のアメリカ人や、代々受け継がれてきた他の伝統的な北米の名前を由来としています。

3月は、気温が緩み、地面が温かくなり始めると、雪解けの地面に土の中からでてきたミミズの這った跡が見られるようになることから、Worm Moon(ワームムーン、芋虫月)と呼ばれるようになりました。

また、日中に雪が溶け、その水が夜に凍り付いて表面の固くなった雪を表したCrust Moon(クラストムーン、堅雪月)とか、カエデの樹液(sap)が採取できることから、Sap Moon(サップムーン)などとも呼ばれまています。

その他にも、

  • Chaste Moon(純潔月)→人生を四季に見立てると春分がスタート
  • Death Moon(死月)→人生を四季に見立て死んで生まれ変わる
  • Sugar Moon(砂糖月)
  • Sleepy Moon(眠気月)
  • Windy Moon(強風月)
  • Famine Moon(大飢饉月)
  • Moon of Winds(風の月)

こうして並べて見てみると、3月という季節の映像が浮かんできませんか?

満月眺めながら、季節のイメージを膨らませて感じてみることは、とても贅沢な時間ですね。

2020年3月の満月の見えると方向・方位や時間

国立天文台の暦計算室によると、2020年3月の満月は、3月10日(火)午前2時48分(中央標準時:JCST)です。

実際に満月を観測するなら、3月9日の深夜以降(3月10日早朝)がおすすめです。

月は、3月9日に東の方向から西南西に向けて高度を上げ、西の空に沈んでいきます、

ちょうど日付が変わる頃、最も高い60度くらいに位置しており、満月の時間帯に月の見える方向は、西南西で、高度は40度くらいになります。

3月9日の日の入りは午後5時43分、月の出は午後5時8分で、月の入りは翌朝6時27分、日の出は5時58分(東京)です。

さらに、3月の満月は、2020年のスーパームーンでもあるのです!

▼スーパームーンの記事もぜひご覧ください。

スーパームーン2020はいつ?見える場所や時間とミニマムーンの見える日も調査!

おわりに

この記事では、

  • 自然とともに生活をするのに身近な存在の月に、先人たちはニックネームをつけていた
  • 3月の満月のニックネームのワームムーンは、雪解けを知らせるミミズの見られる季節であることが由来

ということが、わかりました。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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