こんにちは!タンゴです。
ウルフムーンとは、1月の満月のこと。
先人たちは、時の流れを知る一つの手段として、月の位置や満ち欠けを観察していました。
身近な天体でもある月に、このように親しみを持ってニックネームをつけていました。
この記事では、
- ウルフムーン(1月の満月)の名前の意味と由来
- 2020年のウルフムーン(1月の満月)の見える方向や時間
についてまとめました。
ウルフムーン(1月の満月)の名前の意味と由来
人々は、月の動きを観察して太陰暦をつくり、狩りや農作業を行う際の目安にして生活をしてきました。
アメリカには農業暦(Farmers’ Almanac)というものがあり、そこには、各月の満月の名前が記されています。
ウルフムーン(Wolf Moon)とは、ネイティブアメリカンによる1月の満月の別名、つまりニックネームのようなものです。
現代では、このような呼称を一般的に、満月の別名と言われていますが、もともとその月全体を表す呼称で、季節の植物や動物などその時期を端的に表す名前がつけられていました。
日本でも、旧暦に基づいた各月の別名がありますよね。
1月の別名は、睦月(むつき)と言い、家族や親族が集まって、仲睦まじくする月という意味の睦び月(むすびつき)から転じたという説が有力です。
現在、アメリカで使われている満月の名前は、米国東部と北部に住んでいた先住民族や植民地時代のアメリカ人や、代々受け継がれてきた他の伝統的な北米の名前を由来としています。
ネイティブアメリカンにとって、精霊として信仰の対象になっている狼は、冬の間、通常より頻繁に吠える傾向があります。
社会的な群れ(パック)を作り、狩りを行うために遠吠えをして、仲間を見つけるのです。
狼の遠吠えが頻繁に聞こえるという理由から、1月の満月はウルフムーン(狼月)と呼ばれています。
他にも次のようなものもあります。
- Old Moon(古月)
- Ice Moon(氷月)
- Winter Moon(冬月)
- Holiday Moon(祝日月)
- Cold Moon(冷月)
- Cooking Moon(料理月)
- Quite Moon(素晴らしい月)
こうして並べて見てみると、1月という季節の映像が浮かんできませんか?
満月を眺めながら、季節のイメージを膨らませて感じてみることは、とても贅沢な時間ですね。
2020年のウルフムーン(1月の満月)の見える方向や時間
国立天文台の暦計算室によると、2020年1月の満月は、1月11日(土)午前4時21分(中央標準時:JCST)です。
実際に観測するには、1月11日の夜がおすすめです。
11日は、午後5時13分東北東から現れ、深夜には、南南東の空高くに登る、ウルフムーンを見ることができます。
1月12日の、月の入りは午前7時56分、日の出は午前6時50分(東京)です。
日の出に照らされながら、月は西の空に沈んでいきます。
昨年の1月は、スーパームーンと月食が重なる天体ショーが観測され、スーパー・ブラッド・ウルフムーン・エクリプスという名前も、話題になりましたね。
▼ぜひこちらの記事も参考にされてください
寒さとしてはまだまだ冬ですが、夜の時間が短くなり、新年を迎えた新たな気持ちで、2020年最初の満月を探して空を眺めてみましょう。
おわりに
この記事では、
- 自然とともに生活をするのに身近な存在の月に、先人たちはニックネームをつけていた
- ウルフムーンは1月の満月のニックネームで、狼が遠吠えをする季節というのが由来
- 2020年のウルフムーンは、1月11日の夜に観ることができる
ということが、わかりました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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