野外のスケッチでの便利な持ち物は?構図の決め方のコツ5つも紹介!

こんにちは!タンゴです。

私は、新しい場所に行ったり、自然に囲まれてリフレッシュするのが好きです。そして、気に入った場所を、メモをとるようにスケッチするのも大好きです。

スケッチをしようと決めると、いろんなものをしっかり観察するようになります。

どこに行っても発見があり、ちょっとしたお出かけでもワクワクします。

そこで、今回は野外でのスケッチをするために便利な持ち物と、構図を決めるためのコツについて、

  • 野外スケッチに便利な持ち物と道具を選ぶポイント
  • 野外スケッチをカッコよくみせる構図の決め方のコツ

の順に解説していきます。

スケッチは楽しそうだけど、絵を描くのがちょっと敷居が高いと感じている人にも、手軽にカッコよく描けるコツを解説していきますので、参考にしてみてください!


野外スケッチに便利な持ち物は?道具を選ぶポイントも紹介

野外スケッチをしてみたいけど、スケッチの荷物っていろいろ揃えなきゃならないんじゃ?とか、思っている人も多いと思います。

気軽に野外スケッチをするための道具を選ぶポイントと持ち物を紹介します。

道具を選ぶポイント

野外スケッチに必要な道具は、スケッチする場所やシーンによって多少変わります。

ゴミを持ち帰る必要がある場所なら、汚れものをコンパクトに持ち帰る工夫が必要ですし、トイレや洗面所、水飲み場などがある場所なら、絵の具を使う水を汲んだり、汚れた水は捨てやすいでしょう。

また、スケッチにかける時間をじっくりと取れるのかどうか、スケッチしたい場所にベンチなどの腰掛ける場所があるかなども、持ち物を決める上で参考にしておきたいポイントです。

ここでは、なるべく短時間で、気軽に野外スケッチをするための道具を中心に紹介します。

スケッチ用紙

まず、スケッチするための紙を決めます。

野外スケッチでは、下敷きがついていて、紙がバラバラにならない、小さいサイズのスケッチブックがおすすめです。

スケッチブックは大きく分けて次のようなタイプに分けられます。

  • リング閉じタイプ
  • 本のように開いて使うタイプ
  • ブロックになっているタイプ

下から順に、1辺がつながったブロックタイプ、リングタイプ、本タイプ

本のようなタイプは、初めて野外スケッチをする場合には、少し使いにくいと思います。

リングタイプやブロックタイプは、スケッチする面が平らになり、下敷きがしっかりと安定するので、描きやすくおすすめです。

リングタイプを選ぶ時は、背表紙の厚紙が硬くてしっかりしたものを選んでください。

ブロックタイプは、四辺がつながっているものと、一辺のみつながっているものがあります。

四辺がつながったものは、紙のうねりを押さえてくれるので、水を含ませた筆で描く際におすすめです。

なお、スケッチに使う画材が、水彩絵具のように水を含ませた筆で描く場合は、なるべく厚手の紙を選んだ方が良いでしょう。

画材

一般的にスケッチの画材というと透明水彩絵具がよく知られています。

透明水彩絵の具は、発色が良く色がとても綺麗です。紙の上に色を乗せるだけでも美しく魅せることができるので、おすすめの画材です。

水彩絵具は、パンタイプと呼ばれる固形絵の具をパレットにセットするか、チューブタイプをパレットに出して、固めた状態で持って行きます。

筆で一気に描いていくので、手数を少なく素早くスケッチができます。

建物のようにきちん形を取って表現したいものや、細かい部分を描き込もうとすると、少しテクニックが必要です。

右上はチューブタイプの絵の具パレット、右下はパンタイプの絵の具パレット、真ん中が水彩色鉛筆

また、野外スケッチにあまり慣れないうちは、なるべく扱い慣れた画材を使うことで、気軽にスケッチを楽しめると思います。

子どもの頃から、字を書く練習で慣れ親しんだ鉛筆は、画材としても使いやすい道具。

持参する色材としては、水にも溶ける水彩色鉛筆がおすすめです。

野外スケッチ初心者さんは、水彩色鉛筆、そして、下書きのための鉛筆と消しゴムを持って出かけましょう!

透明水彩絵具でも、水彩色鉛筆でも、筆が必要です。

水彩色鉛筆では水を含ませた筆を色鉛筆で描いた上に通すと水彩絵具のような雰囲気に仕上げることが出来ます。

水彩色鉛筆で描いた後に、水を含ませた筆で描くと、水彩絵具で描いたようになる

スケッチする場所の近くに洗い場がない時には、筆の軸部分に水を入れておくことができる、水筆が便利です。

筆は、丸筆が1本あれば、間に合います。

私は、硬さの違う丸筆2本を使っています。柔らかくてコシのある筆は、いろんな線が描けるので1本あると良いでしょう。

一番上が水筆、スポイトのようにして本体に水を入れる。真ん中が水彩用丸筆、一番下は毛先が柔らかい筆

水彩色鉛筆を使う時には、普通の筆でも、それほどしっかりすすぐ必要はありませんが、帰ってからしっかり洗いましょう。

筆を持ち歩くときは、穂先が曲がってしまわないように、キャップがあれば、しっかりはめておきましょう。

無い場合でも、筆巻きに巻いて穂先を上にしてバッグに入れます。

書道の筆でおなじみの筆巻き、乾いた布と筆を一緒に巻く

筆巻きは、雑巾としても使えるような切った布を内側に入れて、筆が動かないように一緒に巻きます。

筆巻きがない場合は、四角い布の角に紐をつけて、筆を入れてクルクルと巻きます。

筆は巻いて持ち歩くのが穂先を傷めにくいので安心です。

水、水入れ

水を汲む場所がない場合は、小さなペットボトルに水を入れて持っていきます。

水入れは、きちんとしたものでなくても、ヨーグルトの空容器のようなもので代用できます。

私はペットボトルを切って、底の部分を使っています。水を入れると安定するのでおすすめです。

ゴミが捨てられないような場所であれば、専用の水入れを持っていきます。

右が専用の水入れ、左はペットボトルを切ったもの

写真右の水入れは、縦に伸ばすと植木鉢のような形になり、上の波型のところに、筆をおくことができて便利です。

それを真似して、ペットボトルの水入れを作る時に、上部に切り込みを入れて筆置きにしてます。

雑巾

ウェットティッシュのようなものでなく、1枚は乾いた布の雑巾を持っていきます。

汚れを拭いたり、濡れたものを拭いたりするために使いますが、汚れても良い乾いた布は、筆などについた水分をしっかり拭き取ったり、筆を巻く時など、道具を保護する役割にもなります。

野外スケッチをカッコよくみせる構図の決め方のコツ

せっかくの野外スケッチするなら、ちょっとカッコよく見せたいですね。

ここでは、少しの工夫で構図をカッコよくみせるコツを解説します。

【構図の決め方1】描きたいものだけ描く

よくありがちなのが、描きたいものの前に車が停まっていたり、手前にある樹木が邪魔だったりなど、障害物があるケース。

手前の信号機とか、人が邪魔

写真では、切り取ることができませんが、スケッチなら描かないですませることも可能です。

自分の描きたいところだけ、部分的に描いて、空いたスペースに文字や別のものを描いたりするとオリジナリティを出すことができます。

短時間で屋根を中心にスケッチ。スペースに描いた日付や場所などメモを入れるだけでもカッコよくみえる

【構図の決め方2】目の高さを変える

例えば、先ほどの建物を、もっと近づいたところから、見上げてみます。

すると、高さが強調されて、よりドラマティックな構図になります。

同じ建物に近寄って見上げた構図でスケッチ。少し印象が変わる

目の高さを、普段見ている位置よりも、極端に高くしたり、低くしたりすると、ドラマティックな絵になります。

【構図の決め方3】真正面とか真横とか自分が動いてみる

スケッチしたいものが決まったら、その周りをぐるりと回って見てください。

見る角度を変えると意外な発見があります。

動いて見て、気に入った場所で描いてみると良いでしょう。

【構図の決め方4】光の向きは自分で決める

じっくり時間をかけてスケッチをしていると、太陽の位置が変わってきて、日陰だったところが日向になるなど、最初に描いていた様子と変わってしまうことがあります。

光が変わってしまって描きなおすのも良いと思いますが、自分である程度光の向きを決めて描いてしまいましょう!

そうすることで、絵の中に自分の描きたいものが表現されやすくなり、潔い印象の絵になります。

【構図の決め方5】スマホなどで写真を撮って構図を確認

描き始める前に、スマホなどで写真を取っておくと、スケッチが描ききれなかった時に、家で続きを描くのにも役立ちます。

出来上がったスケッチと写真を比べて、その違いを楽しむのも良いでしょう。

写真とは違うスケッチの魅力に気がつくはずです。

おわりに

この記事では、野外のスケッチに便利な持ち物とちょっとした構図の決め方のコツを紹介しました。

これからスケッチを始めたい方、スケッチに行ったことはあるけど、準備がめんどくさいとか、いまいち思うように描けないと感じている方の参考になれば嬉しいです。

Buon viaggio!(良い旅を!)

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