こんにちは!タンゴです。
5月に「白い巨塔」が、テレビドラマで放送されますね。
「白い巨塔」の原作は、山崎豊子氏の長編小説で、過去にも映画やドラマとして話題を呼びました。
その中でも、多くの人の記憶に残っている作品は、平成、昭和を代表するドラマの2作品、2003年(主演:唐沢寿明)と1978年フジテレビ系(主演:田宮二郎)ではないでしょうか?
この記事では、
- 白い巨塔のあらすじと歴代の内容の違い
- 白い巨塔の歴代(昭和、平成、令和版)の主なキャストの比較
をまとめました。
白い巨塔のあらすじと歴代の内容の違い
白い巨塔は、大学附属病院を舞台に、二人の助教授、野心家の主人公・財前五郎と研究家肌の里見脩二という対照的な人物を通して、医学界の腐敗を描いた山崎豊子の社会派小説を原作としたドラマです。
最新版の白い巨塔は、5月22日(水)から5夜連続、テレビ朝日開局60周年記念として放送されます。
放送日時:2019年5月22日(水)〜2019年5月26日(日)午後9時スタート
テレビ局:テレビ朝日
参考までに、歴代の白い巨塔の放送内容は次の通りです。
白い巨塔(1978年/昭和53年)
放送期間:1978年6月3日〜1979年1月6日、全31回
放送時間:総時間数約24時間
テレビ局:フジテレビ系
白い巨塔(2003年/平成15年)
放送期間:2003年10月9日〜12月11日(第一部)/2004年1月8日〜3月18日(第二部)、全21回
放送時間:総時間数約18時間45分
テレビ局:フジテレビ系
白い巨塔(2019年/令和元年)
放送期間:2019年5月22日〜2019年5月26日、全5回、午後9時スタート
放送時間:総時間数約8時間30分
テレビ局:テレビ朝日系
白い巨塔は、大学病院を舞台にした医療ドラマの中でも、評価の高い人気作です。
昭和、平成と時を超え、それぞれの時代背景が違っても変わらない、社会や組織や人の心の暗部に切り込んだ普及の名作です。
あらすじ
【正編】
舞台は、とある大学の附属病院。
主人公の財前五郎は、食道噴門癌の手術を得意とした野心家で、あくの強い性格を持つ第一外科助教授でした。
次期教授の座を狙う財前だったが、教授の座をめぐり院内では大きな派閥がおきます。
激しい争いの末、財前は教授に就任し、さらに、ドイツ外科学会から特別講演に招聘されるという名誉にあずかり得意となっていました。
学会前に、財前が、検査と手術を担当した胃癌患者の佐々木庸平は、保険扱いの中小企業の社長。
術後の様子がおかしかったにも関わらず、財前は、患者の診察もせず、適当な指示を出すのみで、出国してしまいます。
その間に、佐々木は死亡し、病理解剖が行われます。
その結果、財前の誤診が判明、遺族は、民事訴訟を起こすことを決めます。
国際的な外科医としてデビューし、栄光の絶頂を味わっていた財前は、日本からの連絡を無視しつづけました。
そして、帰国した時に、財前を待ち受けていたのは、被告という立場でした。
しかし、財前は、法律面で老練な弁護士を代理人に据え、病院関係者への工作、医学界の権威に鑑定人を依頼するなどし、第一審で勝訴します。
【続編】
敗訴した佐々木庸平の遺族は、捨て身の控訴に出ます。
里見の助言を受け、有効な情報を用意し、裁判はあらたな局面を迎えます。
財前は、得意の裏工作に出ますが、裁判の判決は、財前側の敗訴となります。
最高裁に上告すると息巻くのだがしようとした矢先、突然倒れ込みます。
裁判中から体調が優れない財前だったが、癌であることが判明します。
手術を行いますが、すでに手遅れなほど癌は進行していました。
正確な病状が伝えられないまま、体調は悪化、不審に思った財前は、里見に真実を告げることを懇願します。
その翌日、財前の病状は急変。
昏睡状態の中、自らの人生を振り返り、後悔しつつ最期を遂げます。
あらすじは、以上のようなものでしたが、時代に合わせてちょっとした違いがありました。
例えば、財前五郎の死因となったがんですが、昭和版は、当時の死因一位の胃がんでしたが、平成版では、食道がんに変わっています。
財前の病状について、真実がなかなか本人に語られないシーンなど、現代では、インフォームドコンセントの問題もありますし、セカンドオピニオンを得るのも当たり前。
財前の立場なら、容易に真実を知り得る状況ではないかと思います。
また、財前がドイツ滞在中の連絡について、電報を使うシーンががありました。
現代なら、ネットを使ってすぐに連絡がつきますし、無視するということ自体、少しナンセンスな気もします。
現代向けにどのようなアレンジがされるのかも楽しみです。
白い巨塔の歴代(昭和、平成、令和版)の主なキャストの比較
今回は、テレビで放送された三世代のキャストを比較してみます。
参考までに、演じた時の年齢も掲載します。
財前五郎 (浪速大学第一外科助教授→准教授)
2019年(令和元年)版/岡田准一(38歳)
岡田准一の主演ドラマ「白い巨塔」2019年に5夜連続放送、監督は鶴橋康夫(コメントあり) #岡田准一 #V6 https://t.co/kydwF4Yokr pic.twitter.com/hNSwnyom8k
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) 2018年10月17日
2003年(平成15年)版/唐沢寿明(40歳)
唐沢寿明似の男性医師って、財前五郎教授ですか?
元・大阪パフォーマンスドール、中野公美子が結婚 “唐沢寿明似”37歳医師と(オリコン) https://t.co/Pml5r65eon pic.twitter.com/5OcsPs90Dq
— ドクトル・ジベル【公式】 (@DoktorGibert) 2018年6月13日
1978年(昭和53年)版/田宮二郎(42歳)
【今日の墓碑銘】
1978年12月28日。田宮二郎が死去。昭和の俳優。大映に所属し看板スターとして活躍。代表作に映画『悪名』シリーズやドラマ『白い巨塔』がある。『クイズタイムショック』では司会も務めお茶の間の人気を博した。晩年は双極性障害に苦しみ自ら命を絶った
(43歳・猟銃自殺) #生寄死帰 pic.twitter.com/pJXcuJubez— よしみ (@kamo1868) 2018年12月27日
里見脩二 (浪速大学第一内科助教授→准教授)
2019年(令和元年)版/松山ケンイチ(34歳)
\✨ #白い巨塔 キャラクター紹介✨/
✔️里見脩二
【 #松山ケンイチ 】浪速大学医学部第一内科・准教授。財前とは同期。
出世には一切関心がない。患者を救うことを第一に考えており、学内の権力争いには嫌気が差している。#テレビ朝日 #開局60周年記念#5夜連続 5/22〜26#山崎豊子 #岡田准一 pic.twitter.com/1U7GpXiyaL— テレビ朝日『白い巨塔』【公式】アカウント (@shiroikyotou_ex) 2019年3月13日
2003年(平成15年)版/江口洋介(36歳)
唐沢財前に向ける江口里見の目が本当に純粋で邪気がない。〝誠実〟だけでは表しきれない頑ななまでの真っ直ぐさ。この人は里見先生なんだなって何度も思った。財前にとって、唯一、損得感情なしに自分を見てくれる友だったんだろうな。二人の演技の相性は抜群だったと思う!#白い巨塔 #江口洋介 pic.twitter.com/CGLO8P9zc6
— まお (@Takoko_Mao) 2018年10月22日
1978年(昭和53年)版/山本學(41歳)
里見役は山本學が一番良かったなー。江口もマツケンもイメージじゃ無い。 pic.twitter.com/aBzvlKatgZ
— (@yass_yass) 2019年1月29日
花森ケイ子(バーのホステス・財前の愛人)
2019年(令和元年)版/沢尻エリカ(33歳)
\✨ #白い巨塔 キャラクター紹介✨/
✔️花森ケイ子
【 #沢尻エリカ 】バー『ラディゲ』のホステスで、財前の愛人。
財前が唯一心を許し、なんでも話せる相手。仕事で得たネットワークを駆使して財前を陰ながら支え続ける。#テレビ朝日 #開局60周年記念#5夜連続 5/22〜26#山崎豊子 #岡田准一 pic.twitter.com/wPBi7DzbBe— テレビ朝日『白い巨塔』【公式】アカウント (@shiroikyotou_ex) 2019年3月14日
2003年(平成15年)版/黒木瞳(43歳)
「白い巨塔」の黒木瞳はクラブのママ役立ったけど全く色気がなかったなぁ
でも唐沢寿明とのツーショットは絵になってた。 pic.twitter.com/FrhW1jWo9r— どうでもいい芸能&TVの記憶 (@asawapaaan) 2016年6月20日
1978年(昭和53年)版/太地喜和子(35歳)
花森ケイ子は、太地喜和子なんだよー
岡田准一主演『白い巨塔』5・22から5夜連続 全キャスト発表 | ORICON NEWS https://t.co/u25ER6h7Ci pic.twitter.com/5JRg1lnMJs
— はぶたえもちみ (@xxxtamaxxx) 2019年3月5日
東貞蔵 (浪速大学第一外科教授)
2019年(令和元年)版/寺尾聰(62歳)
\✨ #白い巨塔 キャラクター紹介✨/
✔️東貞蔵 【 #寺尾聰 】
浪速大学医学部第一外科・教授で財前の師。
定年退官を前に、財前の教授選を見据えたパフォーマンスを目の当たりに。自分の後継者として別の候補を立てる。#テレビ朝日 #開局60周年記念#5夜連続 5/22〜26#山崎豊子 #岡田准一 pic.twitter.com/hRsbttMo53— テレビ朝日『白い巨塔』【公式】アカウント (@shiroikyotou_ex) 2019年3月15日
2003年(平成15年)版/石坂浩二(62歳)
大好きな石坂浩二さん。唐沢主演版白い巨塔での東教授を演じる石坂浩二さんは本当に凄かった!快演!鳥肌ブルブル♡ pic.twitter.com/olrdE7twTz
— 名無しの権兵衛 (@samuraimeeen) 2016年2月4日
1978年(昭和53年)版/中村伸郎(70歳)
フジ&田宮二郎版『白い巨塔』(昭和53年)は第1回から独自のドラマ世界を確立。中村伸郎(東教授)の「入りたまえ」「掛けたまえ」「気をつけてくれたまえ」の”たまえ三連発”が第1回から拝める。別の回の「言葉を慎みたまえ」も偉そうで好き。 pic.twitter.com/o6dKxshM4r
— 濱田研吾 (@hamabin1) 2016年7月8日
鵜飼良一 (浪速大学第一内科教授・医学部長)
2019年(令和元年)版/松重豊(56歳)
\✨ #白い巨塔 キャラクター紹介✨/
✔️鵜飼裕次 【 #松重豊 】
浪速大学医学部部長。学内政治力にも長けており、それが今日の地位を築き上げた。東と決別した財前は、後に鵜飼に接近し、教授選を戦っていくことになる。#テレビ朝日 #開局60周年記念#5夜連続 5/22〜26#山崎豊子 #岡田准一 pic.twitter.com/xG4UbiBuf8
— テレビ朝日『白い巨塔』【公式】アカウント (@shiroikyotou_ex) 2019年3月16日
2003年(平成15年)版/伊武雅刀(54歳)
そんなに知名度はないが綺麗なグラドルやレースクイーンやAV女優がフォローしている芸人をチェックしその芸人にそれとなく関係があるのかどうか聞き出し、鬼の如く嫉妬を抱きながらそいつがスベっている舞台を袖から白い巨塔の時の伊武雅刀の顔で視姦するのが趣味です。 pic.twitter.com/zEhNq2ivwM
— 鬼越トマホーク 坂井良多 (@sakai026) 2017年10月28日
1978年(昭和53年)版/小沢栄太郎(69歳)
カツカレー食い逃げうんぬんの話。1978年版『白い巨塔』第10話の財前教授お祝い飲み会で、「買収したはずの票数があわない」と岩田(金子信雄)と真鍋(渡辺文雄)が言い出し、鵜飼(小沢栄太郎)が一瞬、微妙な顔になるシーンを思い出す。 pic.twitter.com/Vf4GpKQxpE
— 濱田研吾 (@hamabin1) 2018年9月22日
大河内清作 (浪速大学病理学科教授)
2019年(令和元年)版/岸部一徳(72歳)
\✨ #白い巨塔 キャラクター紹介✨/
✔️大河内恒夫 【 #岸部一徳 】
浪速大学医学部病理学科・教授。
野心むきだしの財前をあまり快くは思っておらず、教授選に公正を期すため選考委員に名乗りを上げる。#テレビ朝日 #開局60周年記念#5夜連続 5/22〜26#山崎豊子 #岡田准一 pic.twitter.com/K7ceXH6rie— テレビ朝日『白い巨塔』【公式】アカウント (@shiroikyotou_ex) 2019年3月17日
2003年(平成15年)版/品川徹(68歳)
品川徹の大河内先生は最高です。
白衣がかっこよすぎ。 pic.twitter.com/lr5eutkoqB— tapioca (@tapioca077) 2018年10月19日
1978年(昭和53年)版/加藤嘉(65歳)
役者の力量のおかげで、大河内教授ー里見(ー谷山くん)vs財前君とそれを取り巻く濃いオヤジたちの正義と悪または聖俗の対立などという薄っぺらいものになっていないただし島田陽子きみはオヤジたちの愛憎の中で役不足だった。大河内は変人であって聖人じゃない可愛い#78年版白い巨塔はいいぞ #加藤嘉 pic.twitter.com/hRUptDGgeA
— でこくーる( ・(ェ)・ ) (@decocooln) 2018年10月18日
柳原弘 (浪速大学第一外科医局員)
2019年(令和元年)版/満島真之介(30歳)
尾道の中学生高校生のみなさんも、尾道映画祭に満島真之介さんや深川麻衣さんや若葉竜也さん、いろんな俳優さん監督さん音楽家さんたちに会いに来てほしい!人生を変える出逢いになるかもしれないよ!! #君が君で君だ #南瓜とマヨネーズ #愛がなんだ #パンとバスと2度目のハツコイ pic.twitter.com/PsvEnqDQVp
— 尾道映画祭(公式) (@onomichifilmfes) 2019年3月11日
2003年(平成15年)版/伊藤英明(28歳)
伊藤英明はワイルドな役や熱いイメージが強いけど、白い巨塔の時の純粋で心優しい柳原先生が好きだったなあ pic.twitter.com/lloP3Xa6r2
— いわぼう (@iwabou) 2018年4月12日
1978年(昭和53年)版/高橋長英(36歳)
11月29日は高橋長英さんのお誕生日。右はアヤパンの父上です。@retoro_mode pic.twitter.com/qJrSo84i1w
— 上林汚命 (@sexykambayashi) 2018年11月29日
佃友博 (浪速大学第一外科医局長)
2019年(令和元年)版/八嶋智人(49歳)
#新しい王様 もっと評判になっても良いドラマだと思うんだけどなぁ☺️
めちゃくちゃ面白いよ
どうもアカツカサです pic.twitter.com/IJihd178KH— 八嶋智人 (@meganeouji840) 2019年3月18日
2003年(平成15年)版/片岡孝太郎(35歳)
再婚の片岡孝太郎、14歳差気にならず「しっかりした温厚な女性」 #片岡孝太郎 #芸能 #ニュース http://t.co/ZaGKpiC4Km pic.twitter.com/L9s97H7deA
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2015年3月30日
1978年(昭和53年)版/河原崎長一郎(39歳)
河原崎長一郎 #ある6文字を呟いただけで何RTくるか実験してみる pic.twitter.com/fryCUadnCH
— ねひつじ (@nehitsuji) 2017年12月13日
財前又一 (財前マタニティクリニック院長、五郎の舅)
2019年(令和元年)版/小林薫(67歳)
一輝を優しく見守る鮫島教授
「順調。順調」という決め言葉は、
小林さんの包容力で重みが増しました。あす夜9時放送の最終回では、鮫島教授が一輝を大学に招いた理由が明らかに‼️#あす#夜9時#最終回 pic.twitter.com/tqiindfM3W
— 3/29 BD&DVD発売僕らは奇跡でできている (@bokura_ktv) 2018年12月10日
2003年(平成15年)版/西田敏行(56歳)
唐沢寿明版『白い巨塔』より。
西田敏行さん演じる、財前又一先生のお言葉。
まさに世界は、人生はこのお言葉の通りですよね…!Σ( ̄□ ̄;) pic.twitter.com/CkCCQUSc7K— プッチ (@hitogodzi) 2018年11月29日
1978年(昭和53年)版/曽我廼家明蝶(70歳)
1978年作品の田宮二郎版白い巨塔。大河内教授の加藤嘉はウェリントン型、財前又一役の曽我廼家明蝶はスクエアのブロータイプでテンプルは極太。どちらのモノかは存ぜぬが、どっちも現代ではヴィンテージとありがたがられそうな素敵眼鏡や pic.twitter.com/THLkILm99m
— めがねのおやじ(中2女子) (@eachtime1208) 2019年1月14日
その他のキャスト
役柄 | 2019年 R.元年 |
2003年 H.15年 |
1978年 S.53年 |
財前杏子 五郎の妻 |
夏帆 | 若村麻由美 | 生田悦子 |
黒川キヌ 五郎の母 |
市毛良枝 | 池内淳子 | 中北千枝子 |
東政子 東教授の妻 |
高島礼子 | 高畑淳子 | 東恵美子 |
東佐枝子 東教授の娘 |
飯豊まりえ | 矢田亜希子 | 島田陽子 |
佐々木庸平 がん患者 |
柳葉敏郎 | 田山涼成 | 谷幹一 |
佐々木よし江 佐々木の妻 |
岸本加世子 | かたせ梨乃 | 中村玉緒 |
佐々木庸一 佐々木の息子 |
向井康二 | 中村俊太 | 中島久之 |
関口仁 原告側弁護士 |
斎藤工 | 上川隆也 | 児玉清 |
おわりに
山崎豊子氏の小説は、いずれも人気です。
原作だけでなく、映像化された作品も質の高いものが多く、今回の白い巨塔も期待できそうです。
この機会に、昭和版、平成版も見直してみると、さらに楽しめそうですね。
この記事が、白い巨塔に関心のある人の参考になれば嬉しいです。
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