こんにちは!タンゴです。
2018年ユーキャン新語・流行語大賞のノミネート30語が発表されました。
流行語と言っても、よく知らなかったり、聞いたことあるけど、どういう意味かわからなかったりする言葉もありますよね。
そこでこの記事では、
- 流行語大賞にノミネートされた「GAFA」の読み方と意味
- 流行語大賞にノミネートされた「GAFA」の元ネタ
について解説します。
流行語大賞にノミネートされた「GAFA」の読み方と意味は?
「GAFA」は、そのまま「ガーファ」と読みます。
「GAFA」とは、今、注目が集まっているIT関連企業の頭文字を並べた造語で、
- G=Google(グーグル)
検索エンジン - A=Apple(アップル)
デジタル端末 - F=Facebook(フェイスブック)
SNS - A=Amazon(アマゾン)
ネットショップ
の米国のグローバル企業4社のことを指しています。
この4社は、IT時代の現在、それぞれの分野で席巻しており、膨大な個人情報(ビッグデータ)を扱っていることから注目を浴びています。
たしかに、この4社に関わらない日は1日たりともないですね。
インターネットは、ガス、水道、電気と同等に、ライフラインとして欠かせないものになっています。
商品やサービス、情報を提供する基盤となる企業は、プラットフォーム企業と呼ばれています。
これらの企業は、ユーザーに豊かな生活を提供すると引き換えに、個人のビッグデータを収集、保持し、活用をしています。しかも、世界規模です。
このことから、日本政府は、市場独占への危機感を持ち、2016年に「官民データ活用推進基本法」の設立へとつながりました。
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、頭文字をとって「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業4社の個人情報の扱いや取引のルールについて各国で規制を設ける動きが進んでいます。https://t.co/zcisisDdOD
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年11月5日
もちろん、日本だけではありません。
欧州連合(EU)では、2018年5月に「EU一般データ保護規則GDPR(General Data Protection Regulation)」が施行され、
個人情報の収集、開示、保管などを行う事業者は、データ保護に関する多くの義務が課せられることになりました。
流行語大賞にノミネートされた「GAFA」の元ネタは?
世界22カ国でベストセラーとなった、「The Four GAFA 四騎士が創り変えた世界」スコット・ギャロウェイ著(東洋経済新報社)は、今年7月に日本語版が発売されました。
書店でも、平積みになっいるのを見かけた人も多いことでしょう。
表紙にでかでかと「GAFA」って書いてあるので、見た目のインパクトもありますよね。
スコット・ギャロウェイ著『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(東洋経済) が入荷しました。TEDでの講演が200万回以上の閲覧されている教授によるGoogle、Apple、facebook、amazon から見えてくる、次の10年を支配するルールがここに。(中田) pic.twitter.com/Kn1DHsIPsG
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) 2018年7月27日
著者のスコット・ギャロウェイ氏の、TEDでのGAFAについての講演は、YouTubeで200万回以上閲覧されていると言うのですから、驚きです。
How Amazon, Apple, Facebook and Google manipulate our emotions (Scott Galloway | TED Salon Brightline Initiative) https://t.co/GkYP1AzphR @TEDTalksさんから
— YM (@ymotoya814) 2018年9月23日
いや、驚いたなどと流暢なことを言ってられないくらい、時代の流れを大きく揺らがすGAFAですが、この機会にしっかりと覚えておきたい重要ワードです。
この言葉を、実際には「誰が最初に使ったのか?」と言うところまでは、残念ながら特定できませんでした。
記事中にも登場したGAFAについてもっと詳しく知りたい方におすすめの本
(Kindle版も出ています!本の詳細は下の画像をタップ!)
GAFAと中国との対立について理解を深めたい人におすすめの本
(こちらは、単行本のみ。本の詳細は下の画像をタップ!)
おわりに
2018年ユーキャン新語・流行語大賞のトップテンと年間大賞の発表は、12月3日(月)です。
この記事や、記事を書いている私自身も、GAFAの恩恵を受けると同時に、GAFAにデータを提供している一人という、なんとも皮肉な「今」を痛感します。
【2018.12.4 追記】
トップテンは、eスポーツ、(大迫)半端ないって、おっさんずラブ、ご飯論法、災害級の暑さ、スーパーボランティア、そだねー、奈良判定、ボーっと生きてんじゃねーよ!、#MeToo
年間大賞は「そだねー」が、受賞しました。
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