こんにちは!タンゴです。
2019年7月17日第161回芥川賞に今村夏子さんが「むらさきのスカートの女」で令和最初の受賞者に決定したことが報じられました。
今村さんは、過去二回の芥川賞候補に選ばれながら、惜しくも受賞を逃しており、三度目の正直ということで、今回、ついに受賞を決めました!
選考委員の小川洋子さんの会見では、「文句なしの決定でした」というコメントもあり、一体どんな作家さんなのか、気になります。
この記事では、
- 今村夏子のwiki経歴
- 今村夏子の作家へ転身の理由
- 今村夏子の受賞歴
についてまとめました。
今村夏子作品を知る上での参考になれば嬉しいです。
今村夏子のwiki経歴
芥川賞以外にも、数々の受賞歴のある今村夏子さん。
受賞歴については、後述しますが、間違いなく相当な実力をお持ちのようです。
いったいどんな人なのか気になりますね!
こちらが、今井夏子さんです。
今村夏子さんおめでとうございます pic.twitter.com/KElJ4tUkG3
— °細角田 (@Hosokakuta) 2019年7月17日
次に、経歴を紹介します。
氏名:今村夏子
生年月日:1980年2月20日
出生地:広島県広島市
高校:広島県内の高校を卒業
大学:大阪の大学を卒業
活動期間:2010年〜
残念ながら、高校、大学名は、公表されていませんでした。
名前は、夏子ですが、誕生日は冬なんですね!
幼いころは絵を描くのが好きで、高校時代に日記を書くことに、はまります。
しかし、読書家というわけでもなく、漫画家になりたかった時期もあったが、絵が得意ではなかったということで、とにかく人見知りのようです。
たしかに、マスコミに前でも、そういう表情をしていますね。
「パソコンをうまく使えないし、接客が苦手」と、自身が言っており、大学卒業後は清掃や体力勝負のアルバイトなど転々とし、受賞作「むらさきのスカートの女」で描かれるホテルの清掃の仕事は、20代半ばから5年ほど働き続けたそうです。
2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞、翌年、同作品を改題した「こちらあみ子」がデビュー作として出版されました。
今村夏子の作家へ転身の理由
29歳の時、職場で「あした休んでください」といわれ、帰宅途中に突然、小説を書こうと思いついたとのことですが、その理由が、「作家ってなんとなくかっこいいと思って」ということ。
つかみどころのない個性が垣間見られます。
現在は、結婚し大阪市内で会社員の夫と2歳の長女と暮らしていて、子育てと家事をこなしながら朝2時頃起きて、1日5時間ほど、執筆活動を行うそうです。
2013年に結婚。
数年間は、小説を書いていることを夫に打ち明けなかったくらい職業作家の意識は薄かったそうで、それが、かえって、面白いのかもしれませんね。
今村夏子の受賞歴
かなりふわっとした理由で執筆開始した今村さんですが、最初に書いた「あたらしい娘」で、いきなり第26回太宰治賞を受賞、その後も、立て続けに文学賞を受賞していきます。
- 第26回太宰治賞(平成22年/2010年)「あたらしい娘」
- 第24回三島由紀夫賞(平成22年/2010年度)「こちらあみ子」
- 第5回河合隼雄物語賞(平成29年/2017年)「あひる」
- 第39回野間文芸新人賞(平成29年/2017年)「星の子」
- 第161回芥川賞(平成31年・令和1年/2019年上期)「むらさきのスカートの女」
第155回芥川賞(平成28年/2016年上期)では「あひる」、第157回芥川賞(平成29年/2017年上期)では「星の子」が、それぞれ候補にあがっていました。
また、第8回広島本大賞(平成30年/2018年)の候補に「星の子」、 第15回2018年本屋大賞(平成30年/2018年)第7位に「星の子」が入っています。
「何げない日常に潜む不穏さを、透明感のある文章でさらりと描く。」作風ということで、私は、まだ作品を読んだことがないのですが、さっそく読んでみたいと思いました!
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おわりに
この記事では、第161回芥川賞受賞者の今村夏子さんの経歴と、五文学賞受賞の実力についてまとめました。
かなり人見知りで、地味な雰囲気の人ですが、お綺麗なので、作家としての貫禄がついて、より美しくなるのではないか?と、作品だけでなく、今村さん自身の変化も楽しみです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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