こんにちは!タンゴです。
ラグビーワールドカップ 2019で日本全国が盛り上がっていますね!
アイルランド戦に勝った日本が、次に対戦する相手がサモアです。
この記事では、
- ラグビーサモア代表チームの基本データ
- ラグビーサモア代表メンバーと注目選手
- ラグビーサモア代表の世界順位(ランキング)と成績
- ラグビーサモア代表の試合前の儀式
についてまとめました。
観戦の参考になれば嬉しいです。
ラグビーサモア代表チームの基本データ
ラグビーサモア代表は、ワールドカップ8大会連続8回目の出場を果たし、2003年以降、連続でプール戦敗退が続いています。
要因のひとつとして、代表の主力選手が、国外のリーグでプレイしていることから、メンバーが揃わず、長期合宿が行えないなどの事情が指摘されています。
ラグビー協会設立:1924年
エンブレム:南十字星、ヤシの木、オリーブの葉
ウォークライ:シヴァタウ(SIVATAU)
ワールドカップ最高成績:ベスト8(2回:1991、1995)
世界ランキング(2019年9月30日):15位/スコア70.72
最多キャップ:ブライアン・リマ(65回)
最多得点者:トゥシ・ピシ(238得点)
ヘッドコーチ:スティーブ・ジャクソン
主将:ジャック・ラム
サモア独立国は、かつて、東側のアメリカ領サモア(東サモア)との対比で、西サモア(サモア語でSamoa i Sisifo、英語でWestern Samoa)と呼ばれていました。
南太平洋に位置し、7つの小島からなる国家で、首都はウポル島北部にあるアピア。
サモア語と英語を公用語としています。
1997年7月4日に、現在の国名に変更。
それにともない、西サモア代表からサモア代表と名称を変えました。
チームの愛称は、マヌ・サモア (Manu Samoa)で、マヌは、動物とか、野獣、猛獣を意味します。
ラグビーサモアチームは、個人の能力を全面に出してくるスタイルのプレーが特長です。
体格が良いことから、タックルの際に危険なプレーとして、イエローカードを切られる場面もしばしばです。
さらに、今大会では、タックルの取り締まりがきつくなっており、すでに、2人が出場停止となってしまいました。
チームプレーと個人のスキルがうまく機能した時には、多彩なスキルを駆使した連続攻撃を止めるのは困難です。
強化合宿が十分に行われ、チームとしてのプレイの質が安定すると、強敵と言えるでしょう。
今大会では、自国との気候の違いからか、日本の湿度にうまく順応できていないようで、スコットランド戦では、無得点で完封負けとなりました。
ラグビーサモア代表メンバーと注目選手
ラグビーサモア代表のメンバーとポジション
- プロップ(PR):ロゴヴィイ・ムリポラ(ジョーダン・レイ)
- フッカー(HO):モトゥ・マトゥウ(セイララ・ラム、レイ・ニウイア)
- プロップ(PR):ホール・アモ・エミール(ジェームズ・レイ、マイケル・アラアラトア)
- ロック(LO):フィロ・パウロ(ジョシュ・タイレル)
- ロック(LO):ケイン・ラウペペ(セニオ・トレアフォア)
- フランカー(FL):クリス・ヴイ(ピウラ・ファアサレレ)
- フランカー(FL):TJ・イオアネ(ジャック・ラム)
- ナンバーエイト(NO8):アファ・アモサ(ピウラ・ファアサレレ、TJ・イオアネ)
- スクラムハーフ(SH):ドゥエイン・ポラタイヴォイア(スコット・マルロア、メラニ・マタヴァオ)
- スタンドオフ(SO):UJ・セウテニ(トゥシ・ピシ)
- ウイング(WTB):エド・フィドウ(ペルジウム・トゥアタガロア)
- センター(CTB):レイ・リーロー(ヘンリー・タエフ)
- センター(CTB):アラパティ・レイウア(キーロン・フォノテア)
- ウイング(WTB):アーシー・トゥアラ(アラパティ・レイウア)
- フルバック(FB):ティム・ナナイ・ウイリアムズ(AJ・アラティム)
ラグビーサモア代表の注目選手
トゥシ・ピシ
サントリーやサンウルブズで活躍し、日本ラグビー界に馴染深い現在37歳のスタンドオフのベテラン選手です。
Another try to Samoa!
Tusi Pisi scores his first successful kick at goal in four attempts.
Samoa leads 17-9 #RUSvSAM https://t.co/oLCgbefVFP
— RNZ (@radionz) September 24, 2019
生年月日:1992年6月18日
所属クラブ:豊田自動車織機(日本)
身長/体重:185cm/93kg
代表デビュー:2006年11月11日(ウェールズ戦)
代表キャップ:40キャップ
代表通算得点:252点(3トライ)
W杯出場:2011年、2015年
サントリー時代には、リーグ連覇でMVPに輝き、変幻自在なパスやキックでチームを引っ張る存在です。
独特なステップで相手の隙をつくランも見どころです。
今大会では、いまひとつ調子が上がっていないようですが、日本でのプレイに慣れていることから、日本戦での動きが楽しみです。
ジャック・ラム
サモア代表の主将、ジャック・ラムは、2015年に続いて2度目のワールドカップ出場です。
🇼🇸 Jack Lam replaces injured Afaesetiti Amosa for Samoa. #SCOvSAM
Check the line-ups for the weekend. 👉 https://t.co/C9R8GyWCju #RWC2019 pic.twitter.com/7ME7zhGrkD
— Planet Rugby (@PlanetRugby) September 28, 2019
生年月日:1987年11月18日
所属クラブ:ブリストル(イングランド)
身長/体重:188cm/101kg
代表キャップ:34キャップ
W杯出場:2015年
ニュージーランド・ハミルトンで生まれてすぐ、ウェリントンへ引っ越します。
その後、オーストラリアのキャンベラに移り住みました。
元オールブラックスの、パット・ラムは親戚筋に当たります。
セントエドマンズ大学時代は、センター(CTB)でプレイしていましたが、その後、フォワード(FW)に転向しました。
2008年、ニュージーランド航空カップ大会で、タスマンラグビーユニオンデビューします。
2011年、ハリケーンズで、スーパーラグビーデビューし、スーパーラグビーの新人王に輝きます。
国際試合では、2006年にはU19オーストラリア代表に選ばれましたが、その後、サモア代表となります。
初キャップは2013年のスコットランド戦です。
激しいプレーでチームに活気を与え、人望も厚い選手です。
ポジションは、フランカーとNO8をこなします。
2019年9月7日のオーストラリアとのテストマッチで、目を強打して途中交代となったり、ワールドカッププール戦のスコットランド戦でも、負傷による一時交代となっています。
ラグビーサモア代表の世界順位(ランキング)と成績
2003年以降、ワールドカップでは、プール戦敗退が続いているサモア代表チーム。
今大会でも、本調子ではない様子で、最新の世界ランキング(2019年9月30日)では、15位です。
ラグビーサモア代表のこれまでの戦歴は次の通りです。
2019年の試合結果
日付 | スコア | 対戦相手 | 勝敗 |
---|---|---|---|
7月27日 | 25-17 | トンガ | 勝 |
8月3日 | 10-13 | アメリカ | 負 |
8月10日 | 3-10 | フィジー | 負 |
8月31日 | 36-19 | ニュージーランド・ハートランドXV | 勝 |
9月7日 | 34-15 | オーストラリア | 負 |
過去のワールドカップ大会成績
1987年 | 不出場 |
1991年 | ベスト8 |
1995年 | ベスト8 |
1999年 | 準々決勝プレーオフ敗退 |
2003年 | プール戦敗退 |
2007年 | プール戦敗退 |
2011年 | プール戦敗退 |
2015年 | プール戦敗退 |
ラグビーサモア代表の試合前の儀式
ラグビーサモア代表は、試合前にウォークライ(雄叫び)を行います。
「シバタウ(Siva Tau)」と呼ばれ、リズミカルでテンポが速いのが特徴的です。
軽々とノリの良い動きに思わず引き込まれてしまいます。
動画と歌詞を紹介します。
Leader: Samoa!
リーダー:サモア!
Tatou o e tau le taua!
戦争に行こう!
Tau e matua tau!
激しく戦う!
Fai ia mafai!
達成するために働く!
Le Manu!
マヌ!
Team: Sau ia!
チーム:行こう!
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva
マヌサモア、あなたの使命を成功させてください
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva
マヌサモア、あなたの使命を成功させてください
Le Manu Samoa lenei ua ou sau
マヌサモアはここに来ました
Leai se isi Manu oi le atu laulau
他にマヌ(チーム)はありません
Ua ou sau nei ma le mea atoa
ここに私は完全に準備します
O lou malosi ua atoatoa
私の強さは最高です
Ia e faatafa ma e soso ese
道を作って脇へ
Leaga o lenei manu e uiga ese
このマヌはユニークだから
Le Manu Samoa
マヌサモア
Le Manu Samoa
マヌサモア
Le Manu Samoa e o mai I Samoa
マヌサモアはサモアから君臨する
Le Manu!
マヌ!
野獣や猛獣と呼ばれるだけあって、強靭な肉体を持ち、激しいプレーを展開するサモア代表ですが、ピッチの外では、ファンサービスもたっぷりでユーモア溢れるジェントルマンです。
そのギャップが後押ししてか、日本で活躍するサモアの選手たちは、いずれも人気者です。
ラグビーワールドカップ日本大会では、日本の文化に敬意を払い、公共の場などでタトゥーを隠すことを発表しました。
タトゥーは、サモアの伝統文化で、非常に重要な意味を持っているとのことです。
世界的スポーツイベントは、多くの文化を知り交流をする良い機会なので、他国の文化を受け入れるという態度は、至極真っ当かと思います。
日本が、グローバルな舞台に立つためには、このようなことも、変えていく必要があるのではないかと思います。
おわりに
この記事では、ラグビーサモア代表は、個人の能力を生かしたプレーが特長のチームです。
注目選手として、トゥシ・ピシとジャック・ラムの、二人を紹介しました。
最新の世界ランキングでは15位、10月5日にラグビーワールドカップのプール戦で、日本代表と対決します。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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