米ユニバーサルスタジオ火災で焼失した音源は?ミュージシャン名や損害額も調査!

こんにちは!タンゴです。

音楽好きの人には、ショッキングなニュースが入ってきました!

2008年6月にカリフォルニア州のユニバーサル・スタジオ・ハリウッドの火災で、複数の建物や映画のセットなどが炎上してしまうという事故がありました。

当時、ショッキングだったのは、ビデオ保管室が全焼し、映画フィルムが、消失してしまったということ。

往年の映画ファンだけでなく、世界中の人々が残念に感じた事故でした。

その火災から、すでに10年以上経過したわけですが、2019年6月12日(現地時間)「ニューヨーク・タイムズ」紙に、ユニバーサル・スタジオ内にある、マスターテープを保管していた建物が炎上し、推定で50万曲のマスター音源が焼失したという記事が掲載されました。

この記事では、

  • 2008年ユニバーサルスタジオの火災で新たに明らかになったこと
  • 2008年ユニバーサルスタジオで焼失したマスター音源の種類
  • 2008年ユニバーサルスタジオの音源焼失での損失や損害額

についてまとめました。

ユニバーサルスタジオでの音源焼失の新展開が気になる人の参考になれば嬉しいです。

2008年ユニバーサルスタジオの火災で新たに明らかになったこと

6月11日に掲載された「ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)」紙の記事によると、新たな事実は次のようなものです。

当時、ユニバーサル・ミュージック・グループ(以下UMG)が、西海岸のメイン倉庫として何万ものマスターテープを保管していた建物「ビルディング6197」が炎上し、およそ175,000本のテープが被害に遭い、推定で50万曲のマスター音源が焼失した。

焼失したのは、ブルース、ロック、ゴスペル、ジャズ、カントリー、ソウル、ディスコ、ポップ、イージー・リスニング、クラシックなどのアルバムやシングルを収録したマスター音源で、この出来事は、「音楽業界史上最悪の大惨事」となった。

一方、この報道を受けたUMGは、「火災の範囲と影響を受けた資産について、多くの誤りと誤解を与える記載であり、報道には矛盾点、根本的な誤りがある」として、「バラエティ(Variety)」誌に、次のように声明を発表しました。

  • 音楽を保管するということが最優先であり、その実績には誇りを持っている
  • 音楽の商業的リリースやアーティストの報酬に影響が出ることはない

ミュージシャンにとって、音源は、人生を賭けた資産ともいえるものですから、この保存に関する問題は、しばらく収まる様子はありません。

2008年ユニバーサルスタジオで焼失したマスター音源の種類

不幸にも、この「音楽業界史上最悪の大惨事」に巻き込まれてしまったマスター音源のレーベル名、アーティスト(ミュージシャン)名などの一部が明らかになりました。

UMGは、10年以上前に発生した火事についての詳細を、公に言及できる範囲には制限されているとし、今後、具体的な公表はしないとしています。

具体的な曲名までは、公表されていないようですが、現時点で、公表されている内容を掲載していきます。

2008年ユニバーサルスタジオで焼失したマスター音源のレーベル名

  • デッカ
  • チェス
  • ゲフィン
  • インタースコープ
  • MCA
  • ABC
  • A&M

2008年ユニバーサルスタジオで焼失したマスター音源のミュージシャン名

  • ビリー・ホリデイ
  • ルイ・アームストロング
  • デューク・エリントン
  • B.B.キング
  • チャック・ベリー
  • マディ・ウォーターズ
  • ハウリン・ウルフ
  • ウィリー・ディクソン
  • ボー・ディドリー
  • エタ・ジェイムズ
  • ジョン・リー・フッカー
  • リトル・ウォルター
  • バディ・ガイ
  • アレサ・フランクリン
  • ジョニ・ミッチェル
  • キャプテン・ビーフハート
  • キャット・スティーヴンス
  • カーペンターズ
  • エルトン・ジョン
  • レーナード・スキナード
  • ジャネット・ジャクソン
  • エリック・クラプトン
  • イーグルス、エイジア
  • ドン・ヘンリー
  • エアロスミス
  • スティーリー・ダン
  • イギー・ポップ
  • トム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズ
  • ポリス
  • ガンズ・アンド・ローゼズ
  • ソニック・ユース
  • ニルヴァーナ
  • R.E.M.
  • エミネム

2008年ユニバーサルスタジオの音源焼失での損失や損害額

2018年夏に、フランスのメディア企業ビベンディは、音楽部門UMGの最大半分を売却すると発表し、株式の50%を他社に売却する交渉を進めていました。

昨今のストリーミング人気で、ビベンディはUMG株の価値を300億ドルと試算していましたが、消失した音源=UMGの価値の源泉でもある資産であることから、試算自体、当てにならないものとなってしまいまいました。

焼失したマスターには、1950年代以降のコンサート音源やレコーディングのミックスダウンを収録したマルチトラック音源なども含まれていたということです。

オリジナル音源が焼失した場合、

  • 新たなミックスは発売不可能
  • 新たなテクノロジーで創出可能だったはずの利益が失われる

といった将来的な価値の損失が考えられます。

焼失という事実に対して、金銭的損失が起こりうる可能性としては、アーティスト側から損害賠償請求の訴えです。

これらの動向次第が、UMGの売却価値に大きく影響を与えることが予測できます。

2008年ユニバーサルスタジオで音源を焼失したことを知ったアーティストの反応

マスター音源が焼失したと知ったアーティストが、ツィッターなどSNSや大手メディアを通して、声明やコメントを発表していますので紹介します。

ほとんどのアーティストが、残念としながらも、冷静にコメントを出しているのは、さすが、大物といった様子です。

次にアーティストの反応をまとめました。

Nevermindのマスターは永遠に失われた。

クリス・ノヴォセリック(元ニルヴァーナ)


長い間、スティーリー・ダンのオリジナル・テープが行方不明になっていることは知っていました…いずれにせよ、貴重な財産が失われたのは間違いありません。

スティーリー・ダン


エイジアのアルバムのオリジナル・マスターテープが誰にも見つからない理由はこれかもね。とっても残念だ。UMGは10年以上も口を閉ざしていたんだから

ジェフ・ダウンズ(エイジア)


何が起きたのか、そしてバンドの音楽への影響を明らかにするための情報収集を行いますので、わかり次第さらに詳しくお伝えします

R.E.M.


すべてではないかもしれませんが、ほとんどのマスター音源はバックアップを取っていたことを確信しています

デニス・デニヒー(エミネムのスポークスマン)

おわりに

この記事では、2008年の米ユニバーサル・スタジオの火災について、

  • 幅広いジャンルのマスター音源・約175,000本のテープ/推定50万曲が焼失
  • 損害は、売却予定のUMGの価値300億ドルの試算にも影響が出ている

ということがわかりました。

なお、この記事は、日本語での表記や表現など情報の一部を、以下のメディアから参考・引用・出典しています。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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